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【ご報告】「アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.4」
11月3日に開催された「図録放出会」が無事に終了いたしました。12時のオープン時にはすでにたくさんの方にお越しいただき、クローズまでずっと賑わっていました。 集まった図録は約930冊!ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。 トークショーも大盛況。こちらはTakさんとデザイナー仲将晴さんの「図録ができるまで」。 トーク第2弾はフジテレビの阿部知代さんとフクヘンさん。お宝図録や写真のお話など。楽しかったです。 売上343,056円は本日11月4日、文化財保護・芸術研究助成財団へ振込みしました。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。 第5回の開催日程は未定ですが、Twitterなどで告知する予定です。また皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
「アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.4」
第4回目となった「アート好きによるアート好きのための図録放出会」が11/3(火・祝)に開催されます。もう読まなくなって部屋の隅に積んであるだけの図録はありませんか?そんな図録を持ち寄って、欲しい人に買い上げてもらい、売り上げは東北の被災文化財の修復資金に活用するというチャリティイベントです。 日時:11月3日(火・祝)12:00~18:00 (持ち込み図録の受付 12:00~14:00) 会場:BoConcept 南青山店 港区南青山2-31-8 東京メトロ銀座線外苑前駅 1a出口より徒歩4分 ご提供いただける図録の事前宅配も受け付けております。以下のアドレスに「図録提供希望」と明記の上、メールでご連絡下さい。折り返し詳細をお伝えします。 artcircle2012@gmail.com 当日はご提供いただいた図録を500円または1,000円で販売します。その他にもアートファンにはおなじみのフクヘン(@fukuhen)さん×フジテレビの阿部知代(@abechiyo_Ho)さん、ブログ「青い日記帳」管理人Tak(@taktwi)さんによるトークショー2本、イラストレーター植田工(@onototo)さんが「付箋アートであなたを描いてくれる」権のオークションなどのイベントを予定しております。 詳細は図録放出会専用アカウントをご参照下さい。→ @artcircle_info 今のところ、11/3 文化の日の天気予報は晴れ、お散歩やお買い物がてらにふらりと立ち寄って頂ければうれしいです。わたしもお手伝いで参加する予定です。 皆さまのお越しをお待ちしております。 *図録持ち帰り用にエコバッグなどお持ち下さいね! *売上げは「公益財団法人 文化保護・芸術助成財団」を通じ、震災で被災した美術品・文化財の修復に当てられます。
SHUNGA 春画展
話題の春画展を見に永青文庫に行って来ました。2013年に大英博物館で開催され大評判となった展覧会を日本で開催するには数々のハードルがあったとかで、結局この会場に落ち着いたわけですが、かえって「行って来たよ!」感が味わえて良かったと思います。
130点ほどの春画を次から次へと見ていると「アートかポルノか」なんてどうでも良くなってくることは確か。露骨に誇張された交接部ばかりで飽きて来そうになったので、視点を変えて構図、着物、背景なんかに目を向けるとだんだん楽しくなって来ました。 営みそのものの表現はワンパターンなんですよね。それは多分ほとんど同じに見える表情のせいだと思う。だからお歯黒の女性のアップの絵は抜きん出て印象に残りました。 それとやはり北斎のあの有名な蛸の絵の迫力は凄い。この二点を見るだけでも来た甲斐ありました。 春画にはBLもちゃんとありまして、これがまた線も構図も人物も綺麗で、そのあたり現代の同人に通じているなぁと思ったり。この時代にも需要があったんですね。 他にも大人のオモチャを描いたものや、大きな屏風に武士との絡みを描いたもの(仕掛けがしてあって、めくると交接部が見られるようになってる。お武家さん宅の寝室に飾られてたらしい)など、色んな意味であの時代の風俗がわかる展示となっていました。 春画を倉に入れておくと火事を免れると言う言い伝えもあったそうで、大きな庄屋さんはこぞって絵師に春画を描かせたとか、エピソード的にも面白い物が多かったです。 この展覧会をニュースで報じた時に「春画だけどいやらしくなんかなくて良かった」とおっしゃってた方がいましたが、わたしは充分いやらしいと思いましたよ。いやらしさあっての春画です。当時の人達はみんなで集まって春画を見ながら大笑いして盛り上がったそうです。「涅槃図」なんか「しょうがないなー。でもすごいな!」と純粋に呆れました。「アートかポルノか」など分析せずに、当時の人気絵師達が表現したあっけらかんとしたいやらしさ(中には北斎みたいにネチっこいのもあるけど)を時を経て、おそらく同じ東京という地で楽しむ、ということでいいんだと思います。 雨の夕方の永青文庫。初めて行ったけど風情のある建物。細川護煕さんありがとう。
「舟越保武 彫刻展 - まなざしの向こうに」
遠藤周作の「沈黙」を長く愛読しているわたしにとって、長崎26聖人の記念像を制作した舟越保武の名はいつも気になっていた存在でした。練馬区立美術館でこのデッサンとFRPの一部が見られる彫刻展が開催されると聞き、久々に中村橋まで足を運びました。ここの美術館はなんとなく彫刻展と相性がいい気がするのがなぜだろう。 お目当ての「長崎26殉教者記念像」はFRP4体が展示してありました。近くにデッサンもあり、こちらは殉教者たちのまなざしをより鮮明に見ることができます。まだあどけない少年の表情、信仰の強さを力強い視線に込めたポルトガル人宣教師、小説「沈黙」を読んだ方ならきっと心が揺さぶられる事でしょう。 今回初めて見た「ダミアン神父」の圧倒的な存在感にも打ちのめされました。26聖人に続いてのこのインパクトは凄すぎました。ダミアン神父のことは恥ずかしながら今回初めて知ったのですが、その生涯を一体の彫刻が余すところなく表現していたと思います。いわゆる「美しい」彫刻ではないのですが、神父の生き様と相まって、病気の症状を表現した顔や手を含めた全身像には神々しささえ感じました。 晩年、脳梗塞で倒れた後も制作活動を続けます。左手だけでデッサンをし、作られた彫刻の数々は凄みすら感じました。しかしそれは「生への執念」というよりは、何か宗教的な心の安らぎや安寧さから来ているものかもしれません。 こういう展示を見るといつも「宗教って何だろう」と思います。そしてまた「沈黙」を手に取ってしまうのでした。
「ヘレン・シャルフベック展」
それまで全然知らなかった画家の告知ポスターを見た瞬間に急激に惹かれる事ってありますよね。わたしにとってのそれはハンマースホイやアントニオ・ロペスだったりするのですが、今回見て来たヘレン・シャルフベックもそのリストに加わりました。 実際に見た作品はすべてが初めて目にするものばかりでとても新鮮に映りました。先入観を持たずに鑑賞することって最近あまりありませんしね。 展示はシャルフベックのデビューから最晩年まですべてを網羅しています。生涯にわたって様々なスタイルに挑戦しているので、章ごとに変化に富み鑑賞者を飽きさせません。こう書くと作家として試行錯誤していたのかと思われるかもしれませんが、作品からは一貫して北欧の空気感やシャルフベックという人物の繊細さを汲むことができます。 画風と彼女自身を取り巻く環境の変化がわかりやすくリンクされ、晩年の高齢者ケア施設(ホテルだったらしい)での自画像や静物は見ていて胸が痛くなる程でした。女性としては幸せだったとは言えない人生でしたが、理解ある母親や友人に恵まれたようで、彼女らを描いた作品はたくさんの作品の中でひときわ生命力に溢れ、美しく輝いて見えました。決して多い数ではないそれらの作品を見た時に、シャルフベックの人生の一瞬の輝きを感じることができました。 ひとつの展覧会を通してひとりの女性の一生を垣間見るという体験をさせてもらいました。今一番お勧めの展覧会です。 7/26(日)まで、東京藝術大学大学美術館で開催中です。
「鳥獣戯画− 京都 高山寺の至宝−」
一週間前の木曜朝、東博平成館の鳥獣戯画展を見て来ました。全巻一挙公開を売りにしていますが、2007年のサントリー美術館で一度見てるしなぁ、と思いつつ、あまりの熱狂ぶりに乗っかってみました。会期も終盤ですが、がんばった自分の記録とこれから行く方の参考になればと思い、綴ってみます。 混雑状況を知らせてくれるTwitter公式アカウントや先発隊の友人たちの体験談を基に、わたしは朝7時に上野駅に到着、朝ごはんをスタバで済ませて、東博正門に到着したのが7:20、この時点で先頭グループ20人に入れたのでひと安心。上画像がその頃の様子。ちなみにわたしは前売り券を持っていましたが、当日券を買う方は別の列に並んでいました。こちらは8:30の開門と同時に販売開始、順次入場する模様。 先頭グループの中には折り畳み椅子に腰掛けて読書する人や新聞を読む人。若い人はほとんどスマホをいじってましたね。 8:30開門。小グループに分かれてゆっくりと先導されて進みます。 このあたりで平成館開場まで待機。日陰なのでちょっと寒かった。日よけのために持参した薄手ストールが大活躍でした。 9時近くに建物そばまでさらに誘導されました。係員さんのトークが巧みで「はい、ここからスカイツリーが見えますので、お写真どうぞー」と軽く観光案内まで。なごむ。 この日は9:15に開場が早まり、そのアナウンスを聞いたお客さんみんな拍手。開館10分前に場内の鑑賞に関する丁寧な説明があります。 「お好きなアトラクション(ほんとにこう言った!)から回っていただいて構いません。これが何を意味するかは僕の口からは言えません。ご自分で考えて下さい」 はい、今日の名言いただきました…! 9:15入場。人の流れに付いて行くと自然と第2会場の甲巻に到達できます。さすが先頭グループ、ゆったりとした空間でのんびりと…とは行きませんでしたが、それでもゆっくり動きながらじっくり鑑賞できました。 甲巻の後はぐるりと回って乙丙丁の順に鑑賞。この時点ではまだ人が少なかったので、二巡できました。断簡が見られたのは良かったな。 その後第1会場に戻り、密教、華厳の作品群を心ゆくまで堪能。ここまででたっぷり1時間以上。ものすごい達成感でした…! おいとまする頃(10:45)には屋外入場待ちが40分、甲巻鑑賞待ちが120分となっていました。恐るべし…。通常、この手の混雑する展覧会は金曜夜の夜間開館か、平日及び日曜の閉館間際が狙い目とされていましたが、今回ばかりは勝手が違う様です。これから行かれる方は朝できるだけ早い時間をお薦めします。日差しがキツい季節となりましたので、日傘、帽子、飲み物などお忘れなく。見て損はない展示だと思います。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 〜アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから
この展覧会をするならここ以外はなかったでしょう、と思われる三菱一号館美術館お得意の雰囲気満載なワシントン・ナショナル・ギャラリー展。NGA創設者アンドリュー・メロン(カーネギー・メロン大学の創設者、実業家)の長女エイルサの素晴らしいセンスによって集められた作品は、コピーにある「私の印象派」という言葉がしっくり来る、とても親密で優しいものばかりでした。 印象に残ったのはボナールの《革命記念のパリ、アルマ街》、縦に使った構図にトリコールカラーの斬新な使い方が新鮮。静物画のコーナーも普段ならなんとなくスルーしてしまうのですが、今回はなかなか面白い物が多かったです。特にヴォロン《バターの塊》のリアルさにはびっくり。よくこれだけ描こうと思ったな。美味しそうな桃の絵が並んでたりと、本当にダイニングを飾っていたんだろうな、と思わせる雰囲気の作品が鑑賞できます。こういう選択眼は女性ならではなんでしょうね。章立てしてはいるけれど、最初から最後まで同じような雰囲気なので、一貫してのんびりとした気持ちで鑑賞できます。コレクターの意志が伝わる柔らかな空気が流れる会場でした。エイルサはナビ派がお好みだったようで、そのへんもわたしの好みと合ってたのだと思います。 メインビジュアルのルノワールに始まり、セザンヌ、モネなどの日本人好みの正当派印象派の展覧会なので、これから春のお出かけシーズンに向けて混雑必至。早めのお出かけをお薦めします。会期は5/24(日)まで。
2014年 展覧会ベスト5
恒例の今年行った展覧会の中で印象に残ったものをあげて行きます。 一応順位は付けますが、あまり関係ないかな。
1位 ヴァロットン展 開催発表があった時から待ちこがれてた展覧会。期待以上の内容でした。多くの皆さんがおっしゃってるように版画がなにしろ素晴らしかった。一枚の版画であんなに語れるんだ、と鑑賞に力が入りました。もちろん大好きな「ボール」にも再会できて幸せでした。3回通いましたが、行くたびに新しい発見のある展覧会でした。文句なしの1位。 2位 レアンドロ・エルリッヒ -ありきたりの? 金沢21世紀美術館にようやく行けました!いいタイミングでやってたのがエルリッヒ展、この人の作品は常設の「スイミング・プール」でわかるように、年齢を問わず大人気なんだなぁということを改めて認識。この展覧会では過去の作品を一気に見ることができて楽しかったです。体験型の企画としては秀逸でした。 3位 ザ・ビューティフル ラファエル前派を絵画だけでなくテキスタイル、建築デザイン、工芸品といった当時の文化全般から知ることのできた展覧会。バーン=ジョーンズのトルコ石と珊瑚でできたブローチは本気で欲しくなりました。三菱一号館美術館の雰囲気と完全にマッチしていた展覧会でした。 4位 ジョセフ・クーデルカ展 昨年秋から開催されていたけど、今年に入ってから見たのでランクイン。初回は時間が足りなくて再訪したほど。「侵攻1968」と「エグザイルズ」の力強さや臨場感をじっくり堪能しました。写真展、これからはもっとマメに見て行こう。 5位 何かがおこってる:1907−1945の軌跡 所蔵作品展「MOMATコレクション」より 「後味が悪い」と言うか「うすら寒い」と言うか、とにかく「この時代の繰り返しになりませんように」と願わずにはいられない展示でした。タイトルからして怖い。でも見なくちゃいけない。そんな心にズシリと来る内容。 ブログに記事を上げてなかった展覧会も多くありますが、今年もあまり見られなかったなぁというのが感想。毎年言ってますが、来年はもっと頑張らないと。
進撃の巨人 展
上野の森美術館で開催中の「進撃の巨人展」内覧会に行って来ました。説明も感想も書く必要のない、まさに体験型の展覧会です。どんな形でもネタばれになるので、画像は以下に記載します。 (プレス内覧につき許可を頂いた上で撮影しておりますが、会期中でもほとんどの場所で撮影可能だそうです。そのためなかなか列が進まない、、という状態でもあるようです。) 以下ネタばれ注意
ヨコハマトリエンナーレ 2014
「ヨコハマトリエンナーレ 2014」の内覧会に参加した時のレポです。メイン会場は横浜美術館。 一応こちらがメインビジュアルになるのかな。みなとみらい駅からMARK ISに直結するスペースにあった《クマのような構造物-629》。 以下は美術館内の展示です。一点ずつは「?」なんだけど、後から振り返るとわかったようなわからないような…。でも、地味(失礼!)ながらも硬派で見せる作品群だったと思います。撮影禁止エリアにはジョン・ケージの「4'33"」の楽譜もありました。 グレゴール・シュナイダーの参加型アート。泥の中を長靴を履いてぐるぐると歩き回る、というもの。なんだか宗教的な雰囲気ですが、眺めてるだけでも面白かったです。最終的に泥に出来た軌跡が作品として成り立つのかな。 巡回バスを利用して新港ピア会場へ。歩くと20分位かかるらしい…。 やなぎみわさんの《移動舞台トレーラー》はこの日がお披露目と言う事で、トレーラーがトランスフォームして舞台になる様子が見られた上に、ポールダンサーによる舞まで! このトレーラー、近くで見てもかなり楽しかったです。 他にも大竹伸朗さんの《網膜屋/記憶濾過装置》もスケールが大きくカラフルで、この会場ならではの迫力。 印象に残ったのが笠原恵美子さんの《OFFERING》、これは世界各地の献金箱の写真とご自分の彫刻作品から成るインスタレーション。ここが今回のトリンナーレのテーマ「忘却」という言葉が一番しっくり来る場所だと思いました。 会期は11/3(月・祝)までです。 最初は「今年はこれと言って目玉もないしなー」と思ってたのですが、見始めるとしみじみ楽しいものが多かったです。個人的には新港ピア会場の方が良かったかな。二つの会場を回り、途中で休憩、移動をを入れても鑑賞には5時間程かかりました。時間と体力に余裕がある時にぜひ。
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