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山口晃 カタログ発売記念 アーティスト・トーク
2月から水戸芸術館で開催中の山口晃さんの個展「前に下がる 下を仰ぐ」の図録が完成しました。先日、その発売を記念してトークショーとサイン会が行われました。2時間弱のトークでは作品の解説を詳細に聞くことが出来、ひとりでは消化し切れなかった部分を補ってくれました。 《九相圖》 わたしは勝手に「余命宣告された若い男性が『死ぬ前に女の子と付き合いたい』と3次元を作ってしまう」というお話を想像していたのですが、もっと深い物語でした。 実際は「肋骨をケガした青年が検査結果を持ち帰り、それを基に自分の複製を作り始める。やがてそれは顔は自分に酷似した女性となり、ふたりで穏やかな生活を送る。しかし生身の異性と付き合い始め、その女性が先住者であった人工物の女性と出会ってしまったために起こる悲劇」ということでした。 肋骨から女性を作ると言うのもアダムとイブのエピソードを彷彿させたり、「死」というものの意味を考えさせられる作品です。次回この作品を見る時はちょっと違った印象を受けそうです。 《来迎圖》 山口さんご自身をモチーフにして、死ぬ瞬間に走馬灯の様に過る子ども時代からの思い出を下部に描き、上部には仮面を付けた阿弥陀様が。油彩と墨の美しい作品です。 《ショッピングモール》 これはトークショーがあった日の朝放送された「日曜美術館」内で大きく取り上げられていた作品です。山口さんの故郷である桐生市を描いています。帰省の度に増える空き地やシャッター通り、パッケージとしてのショッピングモールという、地方都市によく見られる風景を切り取っています。こちらは鋭意制作中。来月行けばもうちょっと彩色が進んでるはず。 《オイル オン カンヴァス 本歌 西本願寺 襖絵》 白いカンバスに溶き油で描いた作品。当然ながらライトを当てながら描くので自分の影が邪魔になってなかなか大変だったとのこと。最後の質疑応答で触れていましたが、この手法は今後も広げていく予定だそうです。わたしはこの作品が大好きなので、新作でまた見られるのを期待しています。 今回の新作は過去の作品に比べ、「死」や「生」という言葉を頭のどこかで意識させるような印象を受けました。山口さんは同世代なので、だんだんとそういう年代になってきたのかな、としみじみしたり。同じ時代を生きる作家さんの作品を見る楽しみはこういう所にもありますね。 トークのつかみの部分では話題の「とうらぶ」に触れたり、相変わらずのエゴサーチのことなど。 それと印象的だったのは「落ち込む所まで落ち込むと『これが悟りか』という境地にまで達する事が出来た」というお話。このゾーンに入ると、昔受けたひどい仕打ちをひとつずつ思い出すと不思議な事にすべて許せるようになるそうです。そして気持ちが再び上昇した時も、この時許せたことはずっと許せたまま。その時許しそびれた事は許せないままだったとか。 自分がそうなった時にそれ、試してみようっと。 山口晃展「前に下がる 下を仰ぐ」は5/17(日)まで。TV放映の影響でだんだんと混み合って来ている様です。お早めに。
山口晃 展 「前に下がる 下を仰ぐ」
水戸芸術館で始まった山口晃さんの個展「前に下がる 下を仰ぐ」を見て来ました。山口さんの個展の初日と言えば、制作途中の作品が多く、運がよければご本人が加筆している姿が見られると言うのがファンの間でも定番となっていますが、今回は果たして…。 黄色い幟も作品のひとつ。何て読むんでしょう?仲間内で「『しまった!』じゃない?」とささやき合っておりました…。 さて、展示についてはネタバレになるので多くは語れませんが、なにしろ今回は構成が凝っています。水戸芸術館は過去何度か足を運んでいますが、こういう感じの動線は初めてでした。と言っても極端に迷路の様に複雑なわけでもなく、次の空間を意識しつつ、今いる展示に集中できると言う作りです。このあたりはなにしろ実際体験していただきたいです。 印象に残ったのは「オイル オン キャンバス」という作品。すごく不思議な感覚になる美しい白い作品。和洋どちらの空間にも合いますね。これは欲しい…と密かに思ったりして。 それから「九相圖」は今回一番心に残りました。古来からある九相図の構成を踏襲しつつ、山口さんらしく現代的にアレンジしてあります。それだけに非常にリアルであり、近しい人びとのことを思い浮かべたりもして、胸に去就するものが。悲しいけれど非常に美しい物語となっています。次回もじっくりと浸りたい作品です。 2007年に練馬区美術館で見た「続・無惨ノ介」と再会できたのもうれしかったです。これは何度見ても読ませる。引き込まれる。作品一枚ずつの完成度が高いのに、これが壮大なストーリーの一コマであることに今さらながら驚かされます。 山口さんと言えば「すゞしろ日記」に代表されるイラストエッセイも魅力のひとつ。今回は「食日記」を存分に楽しみました。谷中界隈のお店が多く描かれていましたが、中にはわたしもおなじみのお店が出て来たりでうれしくなったり。「紙ツイッター」も「その手があったか!」と思わせる作品。じっくり読ませていただきました。(これはこの後も増えるのかな?) 新作は予想通り加筆中のものが多かった様です。そのへんは想定内ということで。月イチペースで通えば、進行具合もわかって楽しめる!というわけですね。 会期は5/17までとまだまだあります。毎月1回のペースでトークショーも企画されているので、せっかくの水戸へのお出かけはその日に合わせてはいかがでしょうか。
六本木アートカレッジ「 ここがすごいよ!日本美術!」
久しぶりに参加した山口晃さんの講演、1時間と言う短いコマだったので用意した4つのネタは当然終わらず。前半だけで終わっちゃったのが残念でしたが、面白い内容でしたので簡単にまとめておきます。予告してた川村清雄のお話も聴きたかったなぁ。
太字が山口さん発言部分要約。 今回の講座はTOPPAN presentsということで、こちらの技術を駆使した洛中洛外図の映像を見ながら。まずは岩佐又兵衛の舟木本。侍出身の人の絵は軸が定まっている(又兵衛は荒木村重の唯一生き残った息子と言われている)。洛中洛外図というものは消失点がないのが特徴だけど、遠近法は絵師により異なる。 狩野永徳の上杉本は方位の軸がおかしい。そもそも建物の位置関係の緯度が違う。これは視点の位置、方向が異なるため。人物の大きさは遠近法を使って、5mm位ずつ大きさを描きわけて表現している。(ここで懐かしいNHK特集の話題に) 次に雪舟のお話。雪舟と言えば奥行きと空間の表現につきる。中国画が3Dだとすると日本画は2D、それは日本人には”そうとしか”見えないから。日本人はシルエットで受ける印象で表す。それが写真と実物の違いで、実際写真で見ると実物より太く見えるのは2Dの画面上ですべてを見るから。実際の人物を見る時はシルエットで捉えている。(長年の謎だった「写真写り」について解明された気がしました) このあたりで時間が押してかなり駆け足に。最後にちらっと近代日本の西洋絵画について。 明治以降の西洋絵画は不良債権である。日本人が出逢った西洋絵画はすでに写実の終わりに差しかかった物であり、それに合わせるしかなかった。それが最大の不幸。 日本美術を見る時はデッサンや概念よりも”ふるえ”やしびれるところを探しましょう! と、最後は綺麗にまとまりました。 あと30分は欲しかったな、と思うような内容の濃い講義でした。 さて今回「おぉ」とわたし近辺がざわついたのが「岩佐又兵衛の舟木本洛中洛外図にはBLが描かれていた」ということ!まさか画伯自らこの話題を出されるとは思いませんでした。しかもわざわざクローズアップさせて…! それがこちらです。 これです…!頭をぐっと押さえて毛抜きで眉毛を抜いてますね。ただの身繕いでないのは、抜かれる側が目を見開いているところからも読み取れます。改めて凝視していると、手の位置や足の置き方とか「…うん」という気になって来ました。 山口晃さんの個展は来年2/21(土)から水戸芸術館で始まります。新作も見られるようなので今から楽しみにしています。
「ミュージアムカフェ マガジン」Vol.2は山口晃さん特集
お世話になっている「ミュージアムカフェ」さんが先月から発刊した「ミュージアムカフェ マガジン」、11月発行のVol.2の特集は山口晃さんです。わたしたちは普段の会話で山口さんを「画伯」と呼んでいるのですが、それがそのままタイトルになっていてちょっとうれしい。 お気に入りのページはやはりこれ。館林美術館内で撮影されたものです。インタビューも4ページに渡り内容もとても濃いものでした。トータル9ページに渡る特集記事はフリーペーパーとは思えない充実ぶりです。画伯ファンならお金を払ってでも入手したいはず。 「ミュージアムカフェ マガジン」は以下の各所で入手出来ます。先月の「仏頭展」特集号もあっという間になくなってしまったので、見つけたら即入手しましょう。強力にオススメです。 【主な設置箇所】 東京藝術大学大学美術館、東京国立近代美術館、奈良国立博物館、国立国際美術館、兵庫県立美術館、横浜美術館、東京ステーションギャラリー、千葉市美術館、金沢21世紀美術館 ほか各美術館・博物館 WIRED CAFE 渋谷QFRONT店、宇田川カフェ、LOTUS、A971 lounge、WIRED CAFE 360、WIRED CAFE SHINJUKU LUMINE、Marunouchi cafe ease ほか飲食店 *今月号は市ヶ谷のミヅマアートギャラリーにも置いてあるそうです。
山口晃 トークショー&サイン会 @群馬県立館林美術館
館林美術館で開催中の山口晃展「画業ほぼ総覧 -お絵描きから現在まで」関連イベントでトークショーとサイン会が開かれました。予約開始1時間程で満席になると言う盛況ぶり。入口にはこんな看板も。(主催者の許可を頂いて撮影しております) 「予約の際には美術館の電話回線を3つに増やしたそうです…」と解説する山口さん。 会場は床に段差のない普通の講堂だったので、後ろの方にも見やすくと言う配慮から台が用意されたのですが、これがまた不安定で、たまに「ミシッ」と言ったりして。 途中ぐずるお子さんの声が聞こえるとすかさず「やなせたかし先生直伝」のアンパンマンをささっと。 いつもとはちょっと違った和やかな雰囲気であっという間に1時間半が過ぎました。トークの詳しい内容はこちらでぜひ! 今日のトークも楽しかったです。サイン会は日がとっぷり落ちてからも長い列が続いていました…。山口さん、お疲れ様でした! 展覧会図録は来年3月に完成が延びてしまいましたが、年内には「すずしろ日記」第2弾も発売予定。楽しみにしています。
山口晃展 「画業ほぼ総覧 -お絵描きから現在まで」
群馬県立館林美術館で始まった「山口晃展 画業ほぼ総覧 -お絵描きから現在まで」のオープニングに参加して来ました。 山口さんが幼少期から高校卒業までを過ごした群馬県で初めて開催された大規模個展、レセプションに集まった顔ぶれも地元の名士に加えて、山口さんのご家族や担任の先生と、アットホームな雰囲気のオープニングでした。 展示内容はタイトルそのもので、なんと画伯幼少時の「お絵描き」や、高校時代に所属していた文芸部の機関誌、卒業アルバムの表紙(これがすごい完成度)まで見られます。 90年代の作品のほとんどは初見のもの。とても新鮮でした。「これはすごい!」と思った板絵は初出品だそうです。いいものを見せていただきました。 「百貨店圖」あたりからはおなじみの作品が。澱エンナーレの抜粋もあり、比較的わかりやすいものが並びます。 圧巻だったのが三浦しをんさんの「風が強く吹いている」の表紙を含む挿画の展示。久しぶりにじっくり拝見しましたが、画を見ているだけで文章を思い出す事が出来るほど。これはいい体験ができました。 お約束の制作途中の作品は群馬県人なら誰でも知ってる「上毛かるた」がモチーフだそうです。 つい先月新潟での展示を見に行ったので、ほとんどの作品がかなり見慣れて来た感は正直否めないのですが、回顧展としてはここ数年で一番充実した内容だと思います。これはやはり地の利でしょうね。特に幼少期のお絵描きを大事に取っておいたご両親がすごいと思いました。初めて山口さんの作品に接する人も(実際家族連れが楽しそうに鑑賞しておられました)長年のファンの方もみんなが満足出来る展示だと思います。 館林美術館は都心からだと少々遠い感もありますが、とても素敵な環境にある建物なので、遠出の価値は充分にあります。 レセプションも終えてほっとひと息の山口さん。お疲れ様です。今回も素敵な展示をありがとうございました。 11/10(日)にはトークショーも予定されています。10/16より電話予約開始。
「山口晃 展 ~またまた澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ~」
新潟市美術館で行われた山口晃さんの展覧会「またまた澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ」の最終日に駆け込みで行って来ました。こちらは今年の春に横浜で開催されたものの巡回展となります。デパート内会場と違い、美術館の広々した空間を使った展示はやはりいいですね。照明の感じや贅沢なスペースの取り方のおかげで、見慣れたはずの作品もとてもゆったりとした気分で鑑賞できました。特に新聞連載小説の「親鸞」「私と20世紀のクロニクル」の挿画をこんなにじっくり時間をかけて見られたのは初めてだったかもしれません。こうやって見るとあの小さな一枚の画の中で完結した世界観と完成度、画力の高さに改めて感銘を受けました。 「澱エンナーレ」の展示もスペースが広いので見やすかったです。色とりどりの紙に人型が描かれた「スクリーン」はそごうで見た時よりもハッキリと視覚効果がわかったし、少々難解だった「ダークマター」も「これかー!」と思う事が出来ました。新潟展のために「モノクロームの為に」2点も追加されていました。 昨年のエルメスからずっと加筆している「Tokio山水(東京圖2012)」、一見変わりなく見えますが、同行した友人が彼女の勤務先界隈の加筆個所を見つけてくれてひと安心。少しずつ黒い部分が増えている様です。 巡回展ということで「わざわざ新潟まで行くのもなぁ」と躊躇していましたが、全く違う環境で見ると言うことも大切ですね。行って良かったと思いました。 さて、新潟市美術館の物販はグッズも充実。新潟展限定で作られたものをいくつか購入してきました。小さな袋入りのはポンカンの入浴剤。絵柄は3種類です。真ん中はココナツスフレ缶(これ、すごく美味しかった!)。後ろはポチ手ぬぐいです。マグカップも気になったのですが、今回は見送り。ミュージアムショップの「ルルル」ではオンラインショップもあるので、こちらから買ってもいいですね。
ドン ペリニヨン × 山口晃 × GAINAX : The Power of Creation in Japan
もうずいぶん昔のような気がしますが、7月に期間限定で公開されたのがドン ペリニヨンと山口晃さん、アニメーションスタジオのGAINAXとのコラボ映像。自分メモとして記事に上げておきます。たった3日間の一般公開はミッドタウン内のセレクトショップ内という?なロケーションでしたが、ハワイから帰国してすぐちゃんと見に行きましたよ。
ノーカット完全版の動画はこちら。
良くも悪くもGAINAX色が強く、山口さんぽさが少々少なかった印象でした。お披露目は代々木体育館という大きな会場を使ったのですが、一般公開ではさすがに規模が小さくなってしまいましたね。映像作品としての全貌を見るのだったら、この動画で充分だったかも。
山口さんの作品を昔から知っている人たちには新鮮さはなかったし、むしろ「いらない演出」も多々見受けられました。もっとシンプルに大和絵だけ走馬灯のように見たかったなぁ。
こちらはそのメイキング。こちらは興味深い仕上がりですね。なにやら大変な作業だったようで。先日WOWOWで放送したメイキング映像でもそのご苦労がしのばれました。
10月からはいよいよ館林美術館での個展が始まります。今から楽しみですね。
「山口晃 展 ~付け澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ~」
4/20(土)より横浜・そごう美術館で始まる「山口晃展~付け澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ~」の内覧会に行って来ました。ざっと画像でご紹介。 主催者の許可をいただいて撮影しています。 おなじみの作品に始まり、徐々に完成に近づいている「東京圖2012」、加筆された部分は…、すみません、わたしにはわかりませんでした。 新聞小説「親鸞」の挿画の間。 カラー作品を中心にズラリ。一コマで完結する物語。素敵。 さて今回は2007年に続いて「2013 山愚痴屋澱エンナーレ」も同時開催!今回で4回目を数えるそうです。入口で解説リーフレットが配られます。これがまた面白いんですよね。ごく一部のみご紹介します。 《解読》 《システムシリーズ》より「山口システム」 「澱エンナーレ」はざっと流し見するだけではちょっとわかりにくい所もあるので、リーフレット片手にじっくり鑑賞する事をオススメします。本当は山口さんご本人によるギャラリートークでの解説があればありがたいのですが、今回はちょっと難しそうですね。 それでもちょっとひねりつつも「くすっ」と笑える内容になっており、楽しい空間でした。 会場内にあるデスクの上には付箋とスタンプ、鉛筆があります。 付箋に山口さんへのメッセージを書いて貼りましょう!スタンプも良く見ると笑えます。 オープニングパーティーで挨拶する山下裕二先生、お二人は実はカラオケ仲間だそうで、二人きりでカラオケに行かれるそうです。 「二人で壇上にいると歌いたくなるね(笑)」と山下先生。 新聞に連載されていた「私と20世紀のクロニクル」の挿画の原画も展示されています。著者のドナルド・キーン先生も来場されました。お二人で記念撮影。 この日も開場数分前まで加筆を続けていたと言う山口さん、明日(4/20)のサイン会と5/4のトークショーもがんばってください。楽しみにしています。 「山口晃展 ~付け澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ~」は5/19(日)までの開催です。開館時間は午前10時から午後8時までと長目なので、ぜひ足を運んでみて下さい。
山口晃トークショー「はつ春 山愚痴屋感謝祭」
1月6日(日)に代官山ヒルサイドプラザで行われた山口晃さんのトークショーに参加して来ました。祥伝社「ヘンな日本美術史」、青幻舎「山口晃 大画面作品集」の発行記念の2社合同イベントなので、内容も盛りだくさん。プログラムは以下の通り。 一、新春 絵解き 一、刊行記念トーク 一、お客様からの質問コーナー さらにこの後、書籍購入者にサイン会も催されました。 まずは絵解きの一題目。絵解きは山口さんが選んだ昨年話題になった事柄を壁に貼られた紙に描いて行きます。左の絵が切れてしまいましたが、おじさんが「酸っぱ!」という顔をしています。これで「スカイツリー」。 二題目、文豪が「書けなかった…」と悔やむのは? 「アノニマス」 左は軸に書かれた書です。真ん中は冷たい物を当てられて「ひっ!」となっているおじさん。右は水木のアニキが熱唱。答えは「消費税」。 説明なしで行きましょう。「スギちゃん」。この申し訳なさそうな山口さんの表情がツボです。 こちらは中央と右の2枚で「東京駅」 最後は会田誠さんの展覧会タイトル「天才でごめんなさい」 くわしく解説するのも野暮なので、じっくり考えてみて下さいね。 会場の正解したお客さんには山口さんがポチ袋に入ったお年玉(かるた札に描かれた作品)がプレゼントされました。わたしも一生懸命考えましたが難しかったです。 休憩を挟んで刊行記念トークへ。まずはそれぞれ書籍の宣伝を。こちらが「ヘンな日本美術史」、なんと4刷だそうです!おめでとうございます! こちらは「大画面作品集」、本当に見応え充分の素晴らしい画集ですよ。オススメです。寄稿されているジョン・カーペンター氏(メトロポリタン美術館キュレーター)を「遊星からの物体X」で知られる映画監督だと勘違いされている人がいるとかいないとか。。(すみません、わたしも最初「??」と思いました!) 昨年2月の銀座メゾン・エルメスの思い出話。「思い切りアウェイだったエルメスをホームにして制作していました」 アート界のご自分の立ち位置を図に表しているところ。 最後の質問コーナーは事前に集めたアンケート用紙からピックアップ。いくつかあったのですが、一つ印象的だったのが「会田誠さんをどう思われますか?」というもの。 山口さんの答えが「世の中で何か大きなことが起こった時に、まず意見を聞いてみたいと思うのが伊集院光さんと会田さん」。 なんだか大きくうなずいてしまいました。 3時間に渡るトークショーですが、全く飽きさせずあっという間に楽しい時間は過ぎて行きました。山口さんの今年のご活躍をお祈りしています。
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