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2017.06.04 Sunday  | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|

「皇室の名宝 -日本美の華」

 
東京国立博物館 平成館で明日10/6から開催される「皇室の名宝」1期のブロガープレビューに参加して来ました。天皇陛下即位20周年、両陛下ご結婚50周年を記念して企画されたこの展覧会、1期と2期では展示物が全く異なるというのだから、その規模にまず驚きです。わたしがお邪魔した1期は「永徳、若沖から大観、松園まで」とサブタイトルが付けられた絵画中心のものでした。
掲載画像はすべて主催者の許可を取ってあるものです。

 
最初の展示室に入ってまず目に入るのが狩野永徳「唐獅子図屏風」、一昨年の永徳展でも見ているのだけどやはりその迫力は凄まじい。もちろん両サイドにも作品が架けられているのだけど、まるで目に入らない程の圧倒的な存在感。好き嫌いとか趣味がいい悪いでなく、もう「唐獅子ですけど何か」と言わんばかりの力強い一点。ちなみに左隻には狩野常信筆のものが一緒に展示されていました。これは新鮮だったかも。

 
次の展示室は伊藤若冲「動植綵絵」30幅が一気に展示!本展覧会の目玉と言っていいでしょう。東京で展示されるのは83年ぶりのことだそうです。わたしは京都・相国寺の「若沖展」に行けなかったので比較のしようがないのですが、両方行かれた方によると「今回の方が展示にゆとりがあった」そうです。

 
これが向かって右側の展示。手前から奥に向かって年代が新しくなって行きます。

 
 1これが左側。若沖といえばやはり「群鶏図」に代表される緻密な描写の鶏ですが、わたしは実はちょっと苦手。同じ緻密な筆でもこちらの「薔薇小禽図」「牡丹小禽図」のような華やかなものが好きです。特に薔薇は花弁や棘の表現も見事です。同じ病的な細かさを見るならボタニカルアートを彷彿させる植物の絵の方が好みです。ともあれ、30幅すべてが見られる機会は大変貴重です。わたしもここは一番時間をかけてじっくりと鑑賞しました。


 
 
次は大好きな酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」。このモチーフは現在のところ掛幅装四組が確認されていて、ここに展示されているのはそのうち一組とのこと。諸本の中でも比較的早い時期に製作されており、植物の配置なども琳派展などで見たものと多少違うようです。心なしか抱一独特のあの鮮やかなグリーンの表現が乏しいような気もしましたが、嫋やかな枝葉、愛らしい花と鳥を表現した繊細な筆遣いにはいつもながら心惹かれます。さっきまでとっても濃い若沖ワールドを堪能した後は抱一でスッキリ清涼感を!といった感じの構成でした。

 
抱一と同じ部屋には円山応挙「旭日猛虎図」が。わたしは応挙の描く動物が大好き。「猛虎」なんてタイトルが付いているけれど、どこかキュートな顔立ちとムクムクした体躯がたまりません。
画像にはありませんが葛飾北斎「西瓜図」も涼しげで透明感のある作品でした。密かに人気の一品だったようです。

 
ここからは第2章です。装飾品が中心の展示となります。若沖、抱一でお腹いっぱいになりつつも第2章もなかなか見応えがありました。写真は海野勝民「蘭陵王置物」、金・銀・銅の合金の彫金です。なにしろ精巧。お面は取り外しが可能だそうですよ!

 
「七宝唐花文花盛器」、文字通り七宝焼です。実物は本当に美しい薄い鶯色なのでぜひ肉眼で確かめてみて下さい。

 
陶磁で出来た香炉や銅鋳製の燭台。背景の文様入りの水色と相性のいい展示だったと思います。

 
そして今回与えられたテーマ「お持ち帰りしたいナンバー1」はこちらの「七宝四季花鳥図花瓶」。漆黒のベースに四季の風景を表した美しい花瓶です。桜の桃色と枝の金色、葉の緑色が漆黒に良く映えること!光沢がありそうで実はマットなのかな、と見られる質感は本当に触りたい!と思いました。陶磁器にこんなに心奪われたのは初めての体験です。いいものを見せていただきました。


内覧会ではまだ販売が始まっていませんでしたが、物販も心惹かれる物ばかり。クリアファイルも各種揃っておりましたよ。そしてわたしの大好きな一筆箋も。

見応えたっぷりの大満足な内覧会でした。展示数はそう極端に多いわけでもなく、贅沢にかつ上手くスペースが取られていたので非常に見やすく、疲れを感じさせない構成だったと思います。実際に会期が始まると大混雑は必至でしょうから、状況が変わって来るとは思いますが。
日本画好きなら1期ははずせません。会期は10/6〜11/3と一ヶ月弱ですのでお早めに。しつこいようですが若沖の「動植綵絵」30幅が見られるチャンスはそうありませんのでぜひこの機会に足を運んでみて下さいね。抱一ももちろんオススメです。最後にブロガープレビューを企画して下さった主催者の方々に心からお礼申し上げます。ありがとうございました!
2009.10.06 Tuesday 00:07 | - | trackbacks(2) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

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2017.06.04 Sunday 00:07 | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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