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オランジュリー美術館〜オルセー美術館

2日目の朝はまずオランジュリー美術館から。ここも相変わらずの行列で、ミュゼパスがないとかなり並ぶ模様です。パス所持者は横の優先入り口からスルスルと入れるので便利。開館と同時に最初のグループで入館することができ、まずは睡蓮の間へと急ぎます。歩きながらカメラを準備して、誰もいない部屋を撮るんだ!と張り切って入室したのですが、、、
警備員に「撮影禁止です」と言われました。。。
「ごめんなさい、知りませんでした!」
2年前はOKだったのですが、オランジュリーも睡蓮の間は撮影NGになったそうです(常設はOK)。残念だけど仕方ないですね。これから行かれる方はご注意ください。
それでも開館直後の睡蓮の間はまだ人も少なく静かで快適。ちょっとだけ座って和んで、地下の常設へ移動しました。

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あれ、ドランの間の壁紙の色が変わった!今までは他と同じ白っぽい色だったのに、このスペースだけ濃紺になっていました。作品に描かれた乾いた土色はこの壁紙の方が映えるかもしれませんね。

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企画展は「ドビュッシー 音楽と美術」をやっていました。東京のブリヂストン美術館へも巡回する展覧会ですね。一足先に覗いて来ました。これがね、本当にいい展示でした。音楽ファンも美術ファンも満足できる構成です。ドビュッシーの自筆楽譜はもちろん、貴重なスコア、ドビュッシーの作品に影響を与えた絵画などが見られます。キャプションのほとんどがフランス語のみだったので、理解するのが難しかったのが心残り。東京での巡回が楽しみです。

すっかり満足してオランジュリーを後にし、アルゲリッチの弾くドビュッシーなど聴きながらテュイルリー庭園を抜けて次はオルセー美術館へ向かいます。

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こちらも大行列!ディズニーランドのようにぐるぐるとロープが張り巡らされています。ここでもパスを持っていれば楽々入場です。
オルセーも3年ほど前から撮影禁止になりました。フランス国内もだんだんそうなって来ましたね。ここは昨年秋にリニューアルが完了し、5階の印象派コーナーが見やすくなったと評判です。まずはそちらへ向かってみました。

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唯一撮影できる時計の裏側。さすがに撮影スポットと化してました。

5階の印象派ギャラリーには吉岡徳仁さん作のガラスのベンチが置いてありました。てっきり一つだけかと思ってたら、各展示室の真ん中に一つずつあるのですね。ここに座って作品をぼんやり眺めると言うのもなんとも贅沢なひと時です。
特にマネの「草上の昼食」は新調した濃いグレーの壁の色とガラスの質感がマッチした素晴らしい展示スペースだったと思います。が、奥に進むとそこにあるモネなどの淡い色調がなんだか合わない気がするんですよね。たとえば「ルーアン大聖堂」が5枚、上2、下3の台形型に展示してあるのですが、以前の白い壁に比べると微妙な色調や明るさの移り変わりが感じにくい印象でした。「一番効果的な色」としてオルセーはこの濃いグレーを選んだそうですが、感じ方には相当個人差があるんじゃないかな。

一昨年、東京で開催された「オルセー美術館展」で好きになったヴァロットンの作品にも再会できたし、ボナール、ドニもたくさん見ることが出来て満足。この後期印象派の部屋も意外に混んでましたね。まぁそれでもゴッホの部屋の混雑に比べたらかわいいものですが。

意外に楽しめたのが装飾美術のコーナー。ここは美術的価値を持った家具や彫刻、小物が展示されており、その多くが個人からの寄贈品となっています。映画「夏時間の庭」を思い出しながら、じっくり時間をかけて鑑賞しました。

さて、そろそろ出ようかなーと思った所で「ハンマースホイを見ていない!」と思い出しました。ここでオルセーの動線の悪さとまた格闘したわけですが、今回はとっととあきらめTwitterで「ハンマースホイはどこにいるの?」とつぶやいてみました。すると瞬時に「2階の行列してるレストランの裏の小部屋ですよ」とフォロワーさんに教えていただきました!素晴らしい!
ランチ行列の横を抜けると、お目当ての小部屋はひっそりとありました。他の展示室の大混雑が嘘のように、わたし以外誰もいない静かな空間でした。5年前に東京で見た「室内、ストランゲーデ30番地」に強く惹かれて、ハンマースホイが大好きになったので、ここで再会できたのはとても感慨深かったです。この作品を静かに鑑賞できただけでもここに来た甲斐がありました。

館内のカフェで簡単にランチを済ませて、次の目的地へ出発です。

2012.05.15 Tuesday 22:36 | - | trackbacks(0) | 12 Paris Vienna | このエントリーを含むはてなブックマーク|