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GUSTAV KLIMT THE DRAWINGS @ Arbertina

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ウィーン中の美術館がクリムト生誕150周年記念と言うことで盛り上がる中、わたしが唯一行ったのがアルベルティーナ美術館。元々はハプスブルク家のプライベートな宮殿だった建物にマリア・テレジアの娘婿アルベルト・フォン・ザクセン・テシェン男爵がコレクションを所蔵したことから始まります。常設作品にはクリムトはもちろん、シーレ、セザンヌ、ルーベンス、シャガール、ロスコというバラエティに富んだ作品がズラリ。なかなか見応えのある美術館です。

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特にクリムトの素描画に関しては170点という数を誇り、それに加え海外からの貸出品も展示したこの企画展はボリュームもたっぷり。「接吻」のきらびやかな金色のイメージが強く、少々苦手な(それでも実物を見てからはだいぶ払拭されたのだけど)クリムトでしたが、素描は大変素晴らしかったです。画像上は"Fish Blood"、街のあちこちにこの企画展のメインビジュアルとして貼られていましたが、たしかにインパクト大。切り絵の様なラインと大胆な構図が印象的。

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"Reclining Woman (Study for Water Snakes ll)" 描くのにそんなに時間がかかってなさそう。それだけにその瞬間を見事に切り取った作品だと思います。このシリーズは相当エロい。こんな作品が延々と続きます。ヘタなグラビアよりよっぽど扇情的なのだけど、なぜか目が離せない。

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"Reclining Girl and Two Study of Hands" (Study for "Shakespeare's Theater")
これはもう文句なしに美しかったです。ブルク劇場で上演するシェイクスピア劇のための作品なのですが、並んで展示されていた”ロミオとジュリエット”のロミオ像の繊細な美しさと来たらため息ものでした。この少女像と同じように、寝ているロミオを斜め下から描いているのですが、ロミオの若さと美しさをモノクロの線でしっかり表現。この2点だけでも見て良かった。

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今回の旅は音楽メインだったので、美術館はこの1カ所で終了。ちょっともったいない気もしたけど美術館は決して逃げない。演奏会やオペラはその場所にその時しか上演されないけど、アートは(巡回に出ない限り)そこに行けば待っててくれるはず。今回行けなかった場所は次回へのお楽しみということで。
画像はアルベルティーナ美術館入り口の階段に座り込むイタリア人観光客。ちょっとわかりにくいですが、この階段はモネの睡蓮が描かれているんですよ。 
2012.05.30 Wednesday 22:35 | - | trackbacks(0) | 12 Paris Vienna | このエントリーを含むはてなブックマーク|