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リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 5/7

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あんなにたくさんあったチケットもいよいよ最後の一枚になりました。ウィーン最後の夜を飾るのは前日と同じプロ、ムーティ指揮のウィーンフィルです。夕暮れの楽友協会を切ない気持で眺めつつ、本日の席へと着きます。

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この日はBalkon Loge 1扉、2列目2番という隅の席。前日のネトレプコの時と同じく、座ると見えないけど立てば見える席。画像は立った時の視界です。指揮者を見るには非常にいい席。2列目でも端で真後ろには席がない状態なので、ほとんどの時間を立って過ごしました。実際3列目は立ってる人が半分くらいいましたね。

さてこの日ももちろん同じ演目の演奏だったのですが、前日とはずいぶん違いました。まずトランペット協奏曲のソリスト、明らかに調子を下げてました。前日はとっても綺麗に聴こえてたパッセージがこもっちゃってるし、たまに在京オケで聴かされる”音割れ”みたいなものも何度かありました。そして驚いたのが客席からのまさかの楽章間拍手。第1と2の間にけっこう盛大に起こったのだけど、2、3の間でもやっちゃいましたよ。ここまでしっかりした(?)楽章間拍手は初めて経験したかも。

休憩時間にちょうど反対側に座っていたhさんとメールでやり取り。hさんによると平土間真ん中あたりに観光バスで乗り入れた団体客が陣取っており、どうやらそこが発端の様。「まさかシューベルトでやりませんよね?」「どうでしょうねー」と心配してたら、、、やられました!きっちり毎回です。目を吊り上げて「楽章間拍手なんてイカン!」と声高に叫ぶつもりはないけれど、なぜこの行為が煙たがられているのかを身をもって体験しました。しかもウィーンフィルで!ムーティ様の指揮で!前日に同じ曲を聴いているのでわかるのですが、楽章間で拍手されると中だるみするんですね。緊張感が持続しなくなる感じ。まぁ、楽章間で指揮者も奏者もちょっと汗拭いたり、姿勢を直したりってことはもちろんよく見る光景なのだけど、それはあくまで演者側での間の取り方であって、観客の拍手による中断ではないということ。些細なことでも演奏に左右する要素には充分成りうるのだなぁと実感しました。
わたしの席からは指揮者やコンマスの様子が良く見えたのですが、拍手のたびに皆さん「またか」という感じで苦笑いでしたもん。
そんな気持で聴いているせいか、木管も金管も「あれ?」と思う様な微妙なズレが気になったり、なんか全体的に縦線がほんのちょっと気持悪い感じで揃ってない?と思い始める始末。こういうのって気にし始めるとキリがないんですよね。
それでも中盤になればオケはきちんと盛り返すのですが、なにより前日の演奏が素晴らしすぎました。少々残念に思いながらも、それでも最終楽章では大いに盛り上がりを見せ充分堪能することができました。

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終演後の笑顔のムーティ様。お客さんの拍手に応える時は老眼鏡をはずされるんです。

いい演奏会とは指揮者、オーケストラはもちろん、観客も一緒になって作るもの、ということを実感した夜でした。ウィーン最後の夜に相応しい経験が出来たと思います。勉強になりました。

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終演後、すっかりお客さんがいなくなった後の楽友協会。また近いうちに行くからね。
これでGW音楽修業の旅、全日程終了です。本当に夢の様な日々でした。
2012.05.31 Thursday 00:21 | - | trackbacks(0) | 12 Paris Vienna | このエントリーを含むはてなブックマーク|