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「ヴェルディ オペラ変革者の素顔と作品」

今年はヴェルディ生誕200周年、関連書籍の出版や演奏会が続いています。そんな中で出版されたこちらの書籍は読みものとしても資料としても大変貴重。一部ではヴェルディの伝記を、二部では現代におけるオペラの解釈や、歌手や指揮者たちへのインタビュー、そして三部ではオペラ全作品の解説が書かれています。
今まで断片的に知っていたヴェルディの生涯(結婚、再婚、子供との死別)もきちんと整理出来たし、現在までイタリアの第二の国家として親しまれている「ナブッコ」の中の合唱曲「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」が作られた背景、作品中たびたび出て来る父性愛や、現代の読み替え演出についてまで、幅広く知識を得ることが出来ました。
特に現代の「ヴェルディ歌い」についての筆者の考察には大きくうなずく点が多く、耳に麗しいヴェルディの音楽はいかに歌手にとってチャレンジになるのかを痛感しました。あのダムラウでさえ、先日のMETが「椿姫」デビューだったのですから。
作品解説の章では「聴きどころ」「背景と特徴」まで詳細に解説、さらに当時の批評や興行結果まで書いてあるので、そんなことを思い出しながら作品を鑑賞するのも面白いかもしれません。これだけの内容を新書なので900円で読めるのは大変お得。オススメの一冊です。
2013.06.11 Tuesday 23:04 | - | trackbacks(0) | Books | このエントリーを含むはてなブックマーク|