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2017.06.04 Sunday  | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|

「死の都」新国立劇場オペラ

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新国立オペラで今シーズン一番の話題だった「死の都」を見て来ました。「マリエッタの歌」しか知らず、ざっとあらすじを読んだだけで挑んだのですが、素敵な舞台演出で補われた印象です。ほぼ正面の席から鑑賞したので舞台の美しさは堪能できたのですが、なにしろシンプルすぎて1,2幕は単調で眠気が…。舞台の真ん中に大きなベッドが置かれ、歌手はそこからほとんど動かずにひたすら歌う。これが聴かせる歌手なら退屈しないのでしょうけど、こちらの勉強不足もあり、どうしても意識が遠のいてしまいました。3幕でようやく舞台装置の面目躍如、細かい仕掛けが効果的に動き始め、物語もクライマックス。歌手の演技も迫真のものになるのです(激昂したマリエッタが良かった)。最後のパウルのアリアにはじんと来ましたね。うーん、なんだか薄味な感想にしかならないのだけど、演出は嫌いじゃないですよ。オペラグラスで見ると、小道具なんて本当に良くできてましたし、亡妻マリーに黙役を立てたのも効果的だったと思います。コルンゴルトの音楽も綺麗。コルンゴルトは映画音楽の基礎を作ったと言われるだけあり、所々非常にキャッチーな旋律を出しますね。最近で言うとジェリー・ゴールドスミスあたりがその系譜を継いでいたような気がします。となると、やはり歌手の力量に左右される演目なのかもしれません。冒頭はオケの音に声がかき消されるようにも感じましたし、パウルを100回以上歌っているというケールさんも「ふぅん」という程度。あとどうしてもクマちゃん体型の彼が舞台中央のベッドの上で、というのが、パウルのキャラではないような気が…。

どうにもならないことをもう一つ。左右に配置された字幕ですが、これが字数、情報量、漢字の画数が多すぎて、目で捉え頭に入れるのに時間がかかりました。TVで見るように下部にあればまた違うのかもしれませんが、劇場で見る限り視線を左右どちらかに振る必要があるので、非常に疲れます。ここも改善されればまた印象が違ったのかも。

作品のテーマである「喪失と再生」を考えると、この演出はとても美しくわかりやすいと思います。同じ演出でフォークトが歌っているフィンランド国立歌劇場版があるので、機会があればそちらも入手して鑑賞してみたいと思います。下に「マリエッタの歌」の一部を貼っておきます。
2014.03.24 Monday 00:02 | - | trackbacks(0) | Opera | このエントリーを含むはてなブックマーク|

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2017.06.04 Sunday 00:02 | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|