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「インターステラー」

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クリストファー・ノーラン監督はきっとわたしと同じ映画体験をして育ったに違いない、と確信した作品。「インセプション」「ダークナイト3部作」でもそのセンスの良さと脚本の完成度には舌を巻いて来たのだけど、2時間45分という長尺を感じさせない推進力、完成度には改めて脱帽。
適度な置いてけぼり感も最後にはきちんとパズルの最後の一片がはめ込まれるように解決するし、そのための伏線の張り方もほれぼれするほど。ハンス・ジマーの音楽も素晴らしい。弦、木管、オルガンが作り出す音はマーラーを彷彿させる世界観。翻って宇宙空間では完全なる無音。「ゼロ・グラビティ」の無音の宇宙ともまた違うリアリティがあったと思います。
キャスティングも良かった。個人的に本当に苦手なアン・ハサウェイが初めていいと思ったし、マイケル・ケインなんて出て来るだけでほっとするし、あんなビッグ・ネームが出て来るなんて全然知らなかったし、そしてやっぱり上手いなーと思ったのがジェシカ・チェステイン。彼女は緊張感が伴う役がよく似合います。

わたしが好きな映画のオマージュと思われるシーンが満載なのだけど、特に嬉しかったのが数回に渡って回想として出て来るクーパー(マシュー・マコノヒー)の墜落シーン、「あぁ、『ライト・スタッフ』みたいな映し方と音響だな」と思ってたら、やはりそうでした。ノーラン監督は撮影前にスタッフとこの映画を鑑賞したそうです。『未知との遭遇』『2001年宇宙の旅』『ライト・スタッフ』等々、同じ道を通った人たちには感慨深いものがあるでしょう。SF映画の醍醐味を人間ドラマとうまくミックスさせた極めて現代的な作品でした。どんな世代にもおすすめできる1本です。
2014.12.08 Monday 23:08 | - | trackbacks(0) | Movie | このエントリーを含むはてなブックマーク|