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2014年 音楽ベスト5

今年は何と言ってもオペラの当たり年だったと思います。 特に5月のひと月で8本は自分史上最多鑑賞数。それを含めて今年の心に残ったオペラ、演奏会を5本順不同で上げて行きます。

* ローマ歌劇場「シモン・ボッカネグラ」
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リッカルド・ムーティ様率いるローマ歌劇場の来日公演は6公演中4公演行きました。なじみのある「ナブッコ」よりも、その音楽、ストーリー両方ともずしりと響いたのは「シモン・ボッカネグラ」でした。ムーティ様の振るこの演目は序曲の一音目から最後までずっと「海」を感じさせる音で満たされていました。イタリア人指揮者とイタリアの歌劇場によるヴェルディのオペラ体験は極上でした。この演目はこの美しい思い出で封印してもいいくらい。この後、ムーティ様はこの歌劇場から退くことになり、事実上のこの組み合わせでは最後の公演となってしまったわけです。

*Metropolitan Opera 「La Cenerentola」
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これを見るためだけにGWのNY行きを決めたと言っても過言ではない作品。お目当てはルカ・ピサローニだったのだけど、奇しくもこの公演でタイトルロールのディドナートも、王子役のフローレスも役からの卒業を表明したため、いいタイミングとなりました。フローレスは生で聴くのは初めてだったのですが、第一声で腰が抜けるかと思った。すごかった、本当に素晴らしかった。オペラ聴くようになって本当に良かった、としみじみしました。演目そのものもハッピーで、幸せな気持ちになって目が潤んでしまう経験をしました。演出、キャスト、客席のすべてが完璧だったという好例。来年もこんな体験がしたいな。

* インバル指揮 都響 マーラー 交響曲9番
インバルさん+都響のマーラーチクルスの最終章を聴いて来ました。マラ9でいつも思うのは、お客さんの集中力の素晴らしさ。この日もそうでしたが、緊張感と言うよりも「最後の一音が消えるまで聴き逃したくない」という感じ。美しく心揺さぶられるマーラーでした。

* パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団
パーヴォさんのブラームス・チクルスの半分だけ参加。大規模な有名オケではなく、ドイツカンマーフィルという室内オケなのが興味津々だったのですが、その重厚な音作りと演奏を楽しみました。特にソリストとして出演したテツラフ兄妹に注目。テツラフ・カルテットとして活躍中だそうで、今後も注目したいと思います。大編成の有名オケだけが完売公演なわけではない、と痛感。

*マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル
シューベルト中心のプログラムで、わたしの大好きなピアノソナタ21番が聴きたくて足を運びました。ピリスさんのピアノはとても知的なんだけど、どこか暖かさと懐かしさも感じられます。そのナチュラルな佇まいも含めて大好きなピアニストです。また来年もどこかでお目にかかれますように。

番外:フアン・ディエゴ・フローレス トークライブ
NYのThe Green Spaceという会場で行われたフローレスのトークショー。音楽の話よりも彼の生い立ちから今までの私生活を語る、と言った内容で大変面白かったです。故郷でのボランティア活動の様子なども知ることが出来て良かった。トークの最初と最後に3曲披露してくれました。生で聴けた「La donna é mobilé」は最高の思い出に。

今年は1月にクラウディオ・アバド氏の逝去という悲しいニュースでの幕開けでしたが、この1年もたくさんの美しい音楽に触れられたことに感謝します。来年の目標は「聖地訪問」、このひと言です(乞うご期待!)。

これが今年最後のエントリーとなります。今年一年ご愛読いただきありがとうございました。2015年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さい。
2014.12.30 Tuesday 19:42 | - | trackbacks(0) | Music | このエントリーを含むはてなブックマーク|