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2017.06.04 Sunday  | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|

Ala Moana Center


サンデーブランチから一旦部屋へ戻って着替えてアラモアナセンターへお買い物へ。昔の定宿はヒルトン・ビレッジだったので、アラモアナまで歩くのなんてなんてことなかったのだけど、さすがにワイキキから徒歩はツライ。そんなわけでDFSから出ているトロリーのピンクライン(アラモアナ〜ワイキキ間巡回)を使うことに。このピンクラインに限ってJCBカードを見せると無料で利用出来るそうです。このありがたい情報を出発前に聞いていたので、普段ほとんど使わないJAL・Suicaカードを引っ張り出して来ました。が、DFSからアラモアナ間と言っても当然ながらあちこち停車するので到着まで軽く30分はかかりましたね。タクシーだったら$10ほどの距離。うーん、難しいところです。荷物の少ない行きならのんびり風景を見ながらトロリーに乗るのもいいかもしれません。
画像はそんな感じでトロリーから撮った一枚。ハワイのバスも今やハイブリッドなんですね。

トロリーはNordstrom近くの駐車場に到着するので、必然的にこの新しいデパート内を通ることに。昔何があったとこだっけ?と思いつつ、2階のクツ売り場をチェック。シルバーウィークだけあってまるでバーゲン会場のようなカオスっぷり。この雰囲気があまりにもあんまりだったので、ゆっくり見るならやっぱりNeiman Marcusだよね、ということでそちらに移動。さすがにゆっくりとクツ選びが出来ましたよ。
あとはバナリパで普段着買ったり、Sephoraで愛用してるblissの化粧品買ったりしながらウロウロ。そしてやはりVictoria's Secretは10月1日オープンだそうです。PINKというVS妹ブランドも隣に出来るようですね。これからアラモアナに行く方は要チェック。


  
この日の収穫。Tory Burchのフラットシューズはメタルではなくて同素材の革のエンブレムがちょっと珍しいので即購入。ホントはグレーが欲しかったけどなかったのでこの色(Tanって言うのかな)に。シャツ2枚はバナリパのもの。お買い物初日なので「今日はこのくらいで勘弁してやろう」って感じです。

この日は在住の父の友人Fさん一家と夕ご飯を食べに行きました。会話がはずんで食事写真はなし。帰りにみんなで写真を撮ったのだけど、どの人がロコでどの人が日本からのお客さんなのかわからない程のわたしたちの肌の黒さ…。Fさん、ありがとうございました。
翌日はレンタカーを借りてちょっと遠出をする予定です。
2009.09.30 Wednesday 00:01 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

Sunday Brunch@Halekulani

2日目の朝はコーヒーとヨーグルトで軽く済ませ、お昼ちょっと前まで再び8階のプールへ。どれだけプール好きなんだ?こんな時間から太陽がジリジリと照りつけるプールサイドなんかに日本人女性がいるわけはなく、のんびり寝転んでいるのはいかにも「焼きに来ました!」な欧米人夫婦や小さい子連れの日本人ファミリー。そのファミリーでさえ「暑いから帰ろう」と小1時間で切り上げてるし。えぇ、わたしたちはしっかり2時間はいましたね。だってこのデッキチェア、居心地が良すぎるんだもん。真っ青な空を見上げると飛行機の銀色の機体がキラリと光って見えた瞬間は、この先チャイ4最終楽章を聴くたびに思い出すことでしょう。なぜハワイでチャイコフスキーを聴いていたかと言うと、旧ソ連が舞台の小説を読んでいたから。ロシアと言ったらチャイコフスキーでしょ。


日曜ですからハレクラニのサンデーブランチに行ってきましたよ。予約はエアとホテルとほぼ同時に取りました。リクエストで「眺めのいいテーブルでお願いしますね」と書いておいたら、ホントにすごい席でした。後で画像を見た両親が悔しがってたほど。バフェには8月に買ったプッチのミニバッグが大活躍。テーブルに置いても邪魔にならないしね。まずはミモザとシャンパンで乾杯。




写真はゴウカなバフェの一部。前菜コーナーにはお寿司や日本蕎麦もありました。こんな和食メニュ−もしっかりしてるので、両親連れの日本人客が多かったです。デザートコーナーはさすがの品揃え。


わたしの「一の皿」。いきなりエッグ・ベネディクト。おいしかったけど、二皿目が続かず失敗。ここのはベーコンやハムではなくほぐした蟹とクリームソースであえたものがタマゴの下に隠れてました。このクリームソースがかえってもたれたかも。右下にある白いのはモッツァレラチーズです。これはモチモチしてておいしかった。


デザート盛り合せは豪快に行きましたよ。最初は「もう一回行けるかな」と思ったけど、1ピースが大きいのでこれで終了。食べたかったケーキはまだたくさんあったのに。


aさん、oちゃん、Mいこさん!!これがハレクラニのココナツケーキですよーー!宣言した通りに堪能して来ました!なんとも言えないフワフワ感と優しい甘さ、サクサクなココナツ。これよ、これ!これが食べたかったの。ココナツ嫌いの妹も見事に完食したほどのおいしさでした。これだけでももう一回食べれば良かった…。


チョコレートタルト。ビターで濃厚だけど、シルバーダラーの大きさなので一口でぺろり。


ココナツのブラマンジェはマンゴーソースとベリーがトッピング。さっぱりした甘さでスッキリ。


テーブルから見える景色はこんな感じ。家族旅行のハイライトで!というグループが多かったです。サービスも大変良く、そのあたりはさすがハレクラニ。
妹と「今までで一番良かったサンデーブランチってどこだった?」という話になり、意外にも二人の意見が一致。
1位:ホテル・デル・コロナド(San Diego)、2位:ザ・カハラ、3位:ハレクラニ
皆さまのオススメはどちらでしょうか?

さて、大満足なブランチの後はいよいよアラモアナ・センターへ。
2009.09.29 Tuesday 00:01 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

Aloha Festival

 
9/19(土)はAloha Festivalの一環でKalakaua Avenueが歩行者天国になり、ストリートフェアが開催されていました。事前に情報をつかんでいたので、初日の夕ご飯はここで調達することに。
通行止めはDFS並びのMAX MARAの角から始まり、ずーっと東の端カピオラニ公園が始まる辺りまで続いていました。

       
カラカウア・アヴェニューの真ん中を歩けるって新鮮!両端に色々な屋台が並んでいい匂いが立ちこめています。

 
結局こちらのプレートランチ屋さんで購入。実物が飾ってあり、内容や量を選びやすかったので決めました。

 
わたしが選んだ「ロブスターとシュリンプのガーリック炒め、ライス、マカロニサラダ添え」$7.50、これに$1のペプシを一緒に。わたしはけっこうこちらの長細くてちょっとパサついたお米って好きなんですよ。こういう炒め物に合うんですよね。

 
食べ終わる頃にはちょうどいいサンセットの時間に。それ目当てにビーチには人が続々と集まって来ました。

 
金属探知器でビーチを掃除するおじさん。

 
大きなレンズを付けた一眼レフのカメラで夕陽を狙うおじさん。「…パパ?」とわたしと妹。
ここからは壮大なワイキキのサンセット写真をどうぞ。

 
 
 
 
ハワイにはこの35年間20回以上は来ているのだけど、今回初めて太陽が海に沈む様をじっくり見ました。子供の頃はもちろん、若い頃はこういうことには全然興味がなかったのにねぇ、年を取ったってことねぇ、と妹と言いながらホテルへ戻ることに。

 
 
屋台で一番気になっていたのがこのRosted Corn「焼きトウモロコシ」、迷いつつも「今食べなかったら後悔するよー」と妹をそそのかし購入。緑色の巨大なロースターに皮をむいたトウモロコシをどんどん投入して行きます。焼き上がったものの表面に溶かしバターやシーズニング、砂糖などをお好みでかけてもらうのですが、初心者は普通にバターだけで。日本の屋台モノと違って程良く柔らかく、なおかつ軸からポロポロ剥がれる食べやすくおいしい品種でした。これは見つけたらぜひ食べて下さい!オススメですよ。

 
お部屋に戻ってからのデザート用にCheesecake Factoryで「レモン・ラズベリー・チーズケーキ」を購入。To Goなら並ぶこともありません。ショーケースを見ながらじっくり選べました。お味はタイトル通りのあっさりした感じ。ここはやっぱりチョコレート系のこってりしたものがおいしいですね。

そんなわけで初日はゆっくりお風呂に入って早めに就寝…のつもりが、PBSというチャンネルでウィーンフィルのシェーンブルン宮殿サマーコンサートを放送してたので最後までうっかり鑑賞。バレンボイムの弾き振りも見られたし、満足なハワイ初日でした。
2009.09.28 Monday 00:01 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

Waikiki Parc Hotel

    
今回宿泊したのはWaikiki Parc Hotel(←注意!音が出ます)というハレクラニの姉妹ホテルです。立地もちょうどハレクラニの真裏にあり、日本からの予約は共通の予約センターでもある帝国ホテルを介すると便利です。チェックインは午後3時ということでしたが、ダメモトで12時にチャレンジするとあっさり入れました。

    
レンタルできるロータス・エリーゼ。滞在中ずっとこの場所にあったので誰も借りなかったのかな。

    
エントランスはこんな感じ。壁にはモニターが埋め込まれてあって、クールな編集のハワイの映像が流されています。

    
       
ロビーとフロント。ハワイには珍しいデザイナーズ系ホテルですね。

    
部屋はさほど広くはないものの快適な作りです。高層階(と言っても19階)だったので海も臨めました。

    
2ベッドの部屋をリクエスト。LEDライトが意外に便利でした。

    
ラナイからの眺め。ハワイに来たなぁ〜と実感。右手に見えるのがハレクラニの屋根です。

    
バスルームにあったアメニティ。コーヒー、紅茶、日本茶のティーバッグは毎日補充してくれます。カップはBodumのもの。バスタブもあり、ハンドシャワーも使い勝手が良かったです。
他にはワッフル素材のバスローブ、パイル地のスリッパなどが用意されていました。

    
このままだと部屋でぼんやりして寝てしまう!と8階にあるプールへ移動。どっちにしても昼寝をするつもり。シェラトンとハレクラニの間にわずかだけど臨める海。カラフルなオレンジ色のデッキチェアがプールのブルーに良く映えること。連休中だと言うのに、ここのプールは日本人がいなくてビックリ。みんなお買い物かな?

    
デッキチェアだけでなく、カウチセットもたくさん用意されていました。ここがまた居心地が良くて、すっかりくつろいでしまいました。ここで夕方までしばし休憩。読書したりiPhoneでTwitterしたり昼寝したり、とのんびりしながら身体をリセット。日が陰って来た所で部屋に戻ってシャワーを浴び、初日の夕ご飯へと出かけます。
2009.09.27 Sunday 00:54 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

Teddy's Bigger Burger

  
ホテルに到着したのが9時前。さすがにまだチェックインが出来ないので、スーツケースだけ預けてDFSのカードを作りに行きました。ワイキキのDFSは9:00-23:00という驚異の営業時間。オープン間もない空いている時間帯なので時間つぶしにウロウロと3階のハイファッションが揃うフロアへ。「そういえばFさんの奥さんってここのエルメスにお勤めしてたよねぇ」「まだいるのかな?でもこんな早い時間にはさすがにいないよね」と、父の友人家族の奥さまの話をしながらエルメスへふらり。で、いらっしゃいました、Fさん。8年振りの再会です。手ぶらで帰るのもアレなので…というのは口実で、ここでさっそくお買い物第一号。ブツは後日アップ予定。画像は朝のワイキキビーチ。と言っても11時頃かな。

2時間ほどDFSをウロついてなんとなくお腹もすいたので、さらに東へと向かいます。お目当てはTeddy's Bigger Burgerというハンバーガーのお店です。

   
カピオラニ・パークに面した路地にあるダイナー風の店内。日本語メニューもありました。

   
ドリンク、フレンチフライ付きの一番小さいハンバーガーセット、約7ドル。フライにはシーズニングかチーズがトッピングされます。ビーフパテは炭火で焼いてあって、外がカリッ、中はジューシーなおいしいハンバーガーです。バンズはクアアイナより柔らかめでわたし好み。

   
野菜も新鮮。トマトが甘い!写真にちらっと写ってる厚切りピクルスがパリパリでとってもおいしい。都内ではクアアイナが珍しくなくなった昨今、次はここだな!と思っていたら、なんと10月1日に渋谷にオープンするそうです…。どんどん増えるかもしれませんね。

お腹も一杯になったところでちょうど12時。ホテルへ戻って本当は3時と言われたチェックインに再びチャレンジすることに。続く。
2009.09.26 Saturday 21:17 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

UA880 NRT-HNL

4泊6日のハワイ旅行から帰って来ました。出発日に台風直撃が危ぶまれましたが、驚異の晴れ女の妹さまのおかげか無事に出発することができました。おまけにこの週に入ってからまさかの新機材への変更のお知らせが!フルフラットシートになるユナイテッド航空新ビジネスクラスを堪能して来ました。画像は第1ターミナルの山口さんの絵に見入る父。送迎ありがとう。


    
新Cクラスは「対面式」シートです。と言っても、列車のように知らない人とお向かいになることはなく、モニター画面付きの壁で仕切られているのでそんなに気になりません。わたしは往復共に「後ろ向きシート」でしたが、これが意外に離着陸時にかかる衝撃が少ないのです。特に着陸時は「あれれ?」と言う間に地面に着いてました。まぁ、軍用機の座席もこういうスタイルが多いそうなので、理にかなってるのかもしれません。ちなみにこの便はボーイング747なので2-4-2の配列。4の端並び2席でしたが、隣が女性だったおかげでそんなに圧迫感はありませんでした。ただし4人とも大柄な男性だとツライかもしれませんね。

    
モニターは20インチ。かなり見やすいです。リモコンの反応も良かった。ウェルカムドリンクはシャンパンで。

    
上映サービスは席に着いた瞬間から始まっていました。普通は水平飛行になってから始まるものなのですが、UAでは座ったらすぐにイヤホンを差し込むとサービスが受けられます。

    
上映ラインアップ。「お買い物中毒なわたし」は面白かったけど、最後まで見られなかった。ホノルルまでは6時間のフライトなので、映画1本見てウトウトしたら着いちゃう距離なのです。

    
往路でしっかり見たのは「そんな彼なら捨てちゃえば」。これは公開された時に「絶対飛行機で見られそう」という予感があったので映画館に行くのはあえてパス。勘が当たりました。そしてやっぱり機内上映でちょうどいい映画でした。皮肉なことに旧機材だったら「FAN BOYS」が見られたのですよ。残念。

    
食前酒にはシャルドネをいただきました。おつまみのナッツがほんのり温かくておいしい。

    
前菜のお皿。エビだのスモークハムだの。サラダのドレッシングはビネガーとクリーミーガーリックから選べます。

    
メインはビーフをチョイス。ソースがポリネシアンぽくてやけに甘い。それもそのはず、料理監修はTRADER VICK'Sだったんですね。日本では四谷のニューオータニに入ってるレストランです。機内食にしてはかなり上のレベルでした。

    
デザートはEli'sのチーズケーキ。あれ、ここのってこんなにパサついてたっけ?乾燥した機内のせい?その分ラズベリーソースでカバーですね。いつも思うのだけど、機内でのコーヒーサービスってどうしてミルクとお砂糖を勝手に入れさせてくれないのでしょう。わたしはほんの少しだけミルクを足したいので、いつも「クリームだけちょっとね」とお願いするのだけど、「ちょっと」のハズが色がこんなになるまで入れるんだもん。人それぞれ「ちょっと just a little bit」の度合いが違うのねぇ、とつくづく感じました。

    
着陸前の朝食はフルーツとクロワッサン。コーヒーは先ほどの経験をふまえてブラックで。ちなみにUAのコーヒーはスタバを使っているそうですが、シアトルのスタバHQ勤務の友人の話によると「あれはスタバであってスタバじゃないからね」だそうで。

UA新Cクラスのシートは噂に違わず本当に快適でした。心配してた「通路を挟んで斜め前の人と目が合う」ということもほとんど気にならなかったです。スイッチ一つで180度に倒れてベッドになるシートは今まで乗ったどの機材より良く寝られました。と言ってもたった6時間のフライトなので昼寝程度でしたが。北米や欧州への長距離路線でぜひまた乗ってみたいシートです。
そんなわけであっという間の6時間、朝7:45にホノルルに到着です。イミグレも行列なしでスルスルと通り抜け、ホテルからの送迎サービスのストレッチリムジンに乗り込み、8時半にはワイキキに着いてしまいました。さぁ、長い一日の始まりです。続く。
2009.09.25 Friday 21:22 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

行ってきます!

2009091917040000.jpg
今日からバカンスへ。
記事は滞ると思いますが、帰ったらまとめてアップ予定です。
画像はお約束の1タミ画伯の壁画。
では行って参ります!
2009.09.19 Saturday 18:06 | - | trackbacks(0) | 09 Hawaii | このエントリーを含むはてなブックマーク|

「ウィーン世紀末展」

今年のデパート系展覧会ではナンバ−1の呼び声も高い日本橋高島屋、今週から「ウィーン・ミュージアム所蔵 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」が始まっています。タイトルにある通り、目玉はやはりクリムト、シーレの作品。グスタフ・クリムトだけで8点、エゴン・シーレにいたっては20点近くが展示されていました(シーレは絵はがきも含めてですが)。昨年の春にウィーンで初めて見たクリムトの「接吻」が衝撃だっただけに今回の展示もかなり期待して出かけました。
クリムトらしい金色でゴージャスな作品もあるのですが、一番目を引いたのはこちらの「彫刻」。ドローイングに淡く色を入れたものですが、クリムトらしい官能的な裸婦や下に顔だけ描き込まれている女性の妖しい表情が魅力的。タイトルを見て初めて「そっか、彫刻なんだ」と気づきました。

シーレ「自画像」はこの独特な色彩と表情、やたら大きな手と典型的なシーレの作品。ウィーンのベルヴェデーレ美術館で見たものはドローイングに色を入れたという印象だったので、ここまで強い油彩はお腹が一杯に。シーレは決して嫌いじゃないのだけど、悪趣味と芸術とのギリギリな感じ。「ウィーン工房」はデザイン的センスは素晴らしいと思うけど、妊婦の絵や「裸婦背面」はくどい。淫媚という言葉がピッタリ来る印象です。当時の人々が眉をひそめたのもわかるような気がします。


ちょっと驚いたのがエミル・オルリク「グスタフ・マーラー」。この絵はマーラーのCDなどですっかりおなじみだったので、まさかこんな所で原画にお目にかかれるとは!とビックリしました。ここで感慨深げに立ち止まっていたのはわたしだけだったかも。これは銅版画。一瞬の表情を掴んだ繊細でいい作品です。


前半の風景画はあまり面白みのない作品が多かったのだけど、シュティルフリートの「ザンクト・シュテファン大聖堂」はなじみのある場所なのでじっくり鑑賞しました。後半のウィーン工房、分離派の作品は「アーツ&クラフツ展」を思い出させるような独特な作品群。展示されている作品で知っている作家の名前はシーレとクリムトだけでしたが、当時のウィーンの雰囲気を味わえる展示だったと思います。10月12日(祝)までの開催です。
2009.09.18 Friday 23:56 | - | trackbacks(1) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

ズービン・メータ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団@サントリーホール

昨年はムーティさま指揮ということで張り切って2回も取ったVPO、今年はズービン・メータなので日程を考慮して1公演のみの参加と相成りました。演目は以下の通り。

バルトーク: 管弦楽のための協奏曲 Sz116
ベートーヴェン: 交響曲第7番 イ長調 op.92


<アンコール>
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー:ポルカ「軽い足取り」
ヨハン・シュトラウス鵺:ポルカ「雷鳴と電光」


まずはバルトークですが、これはオーケストラの各楽器を独奏楽器のように扱い、交響曲と室内楽的アンサンブルが交差するような構造の曲。5つの楽章から成り立っていて、一貫した流れがあるようなないような不思議な感じでした。それだけに「次は何の楽器が来るのか?」という面白さがあり、飽きずに最後まで聴くことが出来ました。特に第4楽章の美しいヴィオラの主題と第5楽章のホルンが印象に残りました。この曲での金管と、弦の細かく奏でる音がとても華やかで、ラストは何とも言えない爽快感。これはもうちょっと深く掘り下げると面白い曲ですね。

さて休憩を挟んでベートーヴェン交響曲第7番です。第1楽章冒頭のオーボエソロの美しさったら!続く序奏は今まで聴いたどのベト7よりもゆったりとしたリズムで繊細な印象。カラヤンやムーティは第1主題に達するまでに大体3分半〜4分ほどなのですが、今夜のメータは5分近くはあったと思います。聴いている方も緊張するほどのこの主題部でピッコロが少々危なげな音を出し、一瞬どきっとしましたが、後半は持ち直したようで良かったです。
第2、3楽章はセオリー通りの演奏だったと思います。ここは正直もうちょっとメータらしさを出して欲しかった。
第4楽章はまさにフィナーレで、高らかに奏でる金管(明らかに去年より実力が上!)に感動。弦も美しかったし、アタックも力強く聴いてて気持のよいものでした。ベト7は超有名曲ということもあって観客の反応も大きかったですね(ブラボー早かった気も)。オケのメンバーも難解なバルトークに比べ、とてもリラックスして演奏しているように見えてこちらもHappyな気分になりました。そういえば第1楽章終了後、メータはタクトを下ろすことなくそのまま第2楽章に突入していましたが、何か意図があってのことだったのでしょうか。

アンコールは2曲ともポルカ。スピーディでこれぞウィーンフィル!な楽しい演奏です。毎年ニューイヤーズ・コンサートを楽しみに見ているので、目の前でシュトラウスが聴けて幸せでした。

「今年はメータ」と聴いた時にちょっと複雑だったのですが、行って良かったと思える演奏でした。特にバルトークに開眼させてもらったことが収穫でしたね。ベト7は色々な演奏を今まで聴いて来たけど、メータのは少々あっさりした印象。各パートはそれぞれ本当に素晴らしいのだけど、一緒になると大味というか軽いと言うか…。個人的に映像等も含めて一番の名演と思っているのがクライバー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウの演奏です。比べても意味がないとわかってはいるものの、どうしても耳慣れた音の方が受け入れやすいということなのでしょうか。

…というわけでクライバーの7番を貼っておきましょう。


2009.09.17 Thursday 23:41 | - | trackbacks(0) | Music | このエントリーを含むはてなブックマーク|

ランチ@VIRON丸の内

     
オペラの前のランチはしっかり取らないと!が信条なので、丸の内VIRONにてお腹を満たして参りました。夏のような陽気の初秋、珍しくテラスも開け放してあって、なんとなくパリやリゾート地のような気分。まずはパナシェ(ビール+ジンジャーエール)でカンパイ。ここのバゲット(レトロドール)はお代わり自由なので、別料金でエシレのバターも注文。

     
前菜にはイカのフリットのサラダ。二人でシェアしてちょうどいい量です。

     
メインは鴨のコンフィ。ナイフで簡単にホロホロはがれて食べやすいし、お肉もしっかり濃厚な味。ソースなしでシンプルにマスタードでいただきます。付け合わせのマッシュプテトはかなり柔らかめでクリーミー。カロリー怖い、と思いつつ、しっかり完食でした。

デセールにはソルベ3種盛り合わせを。カシス、アプリコット、洋梨を選びました。アイスクリームと悩みましたが、こんな気候の日はやっぱりソルベで。美味しかったです。VIRONってCP悪いイメージが強かったのですが、ランチはそうでもないですね。ランチのセットメニューは「メイン+お代わり自由のバゲット」という組み合わせのみなのですが、この日のお会計はドリンク込みで一人4,000円弱。意外にお得でしょ。ま、夜はワインが入っちゃうのでどうしてもねー。これからの季節、丸の内でテラスランチならここがオススメです。
2009.09.16 Wednesday 23:53 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|