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2017.06.04 Sunday  | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|

サンデーブランチ@Roy's東京

久しぶりに六本木ヒルズにあるRoy'sのサンデーブランチに行って来ました。まだまだ人気があるようで、12時にはほぼ満席に。予約しておいて良かった。
    
バケットと一緒にミニマフィンが付いて来ます。プレーンとバナナの2種でした。

    
前菜は「ココナツシュリンプ タルタルソース添え」エビはちょっと小振りで固かったかも。ココナツの衣がサクサクおいしい。

    
メインの前にグリーンサラダが来ます。ミネストローネスープとぢちらかのチョイスで。

    
外苑前にあった頃からこの店には通ってますが、初めてメニューにその文字を見つけて即決した「Roy's風パンケーキプレート」。自家製スモークベーコンの厚切りとハーブ入りソーセージが付きます。メニューを見た時点で朝から何も口にしてなかったのでまずこのメインから決めてしまったのですが、、、

    
1枚がやたら分厚い!!3枚重ねなんだけど、スポンジのホールケーキ位のボリュームですよ。こういうアメリカタイプの薄焼きを積み上げたのを想像してました。シュリンプ食べて、マフィンつまんで、サラダ食べた後のパンケーキはツラかった。こういうのはやっぱり大きなマグに入ったコーヒーをガブガブ飲みながら前菜も何もなくいきなり一気に食べないとムリですね。途中箸休め的にベーコンも食べてみましたが、カリカリなクリスピーな焼き方ではなくて、厚切りだったのでちょっとしんどかったです。ソーセージは手つかず。結局パンケーキも半分ほど残しちゃいました、ごめんなさい!でもこれは絶対単品で出した方がいいと思うよ。

    
こんなメインを選んでしまったわたしにもデザートはやって来るのです!もうシャーベットくらいでカンベンして下さいっ!という気持でしたが、大好きなヌガーグラッセがあったのでコロリと即決。シャンパンのジュレと一緒になっててスッキリした甘さでおいしかった。コーヒーも濃くて美味しかったです。
大変満足なブランチでしたが、やっぱりメインはしょっぱいものにします。パンケーキは単品で。学習しました。
2010.01.31 Sunday 23:06 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|

G-tokyo 2010

今年から始まった現代アートフェア、G-tokyoの内覧会に行って来ました。参加するのは15の日本のトップギャラリー。それぞれに見ごたえのあるブースでしたが、個人的にお付き合いのあるミヅマアートギャラリー中心のレポートです。
*ギャラリーの許可をいただいて撮影・掲載しています
ミヅマは山口晃さんの個展「柱華道」という形の発表でした。以下太字部分はミヅマのサイトから引用。「柱華道」とは景観を損なう嫌われ者として扱われる事の多い電柱を華道の様式に見立てて、表現する美的アプローチを指します。昨年、アサヒビール大山崎山荘美術館での個展「さて、大山崎」で発表した《自由研究(柱華道)》を更に膨らませ、電柱に関するテキスト、ドローイングや初公開の立体によるインスタレーションを中心に展示致します。
画像のインスタレーションはちゃんと電線も張られた本格的なもの。しかし近くで見ると山口さん独特のユーモアある小物が散りばめられています。屋根付きのトランスだったり、提灯だったり。屋号の「ヒグレ工務店」は実際お世話になった工務店さんの名前。電話番号も本物だそうです。見上げる程大きな作品ですが、遠目で見ても近くで見ても楽しめます。
*画像はクリックで大きくなります。


    
電柱をモチーフにした作品。左の画はチラシやDMにも使われていましたが、右の人物抜きの墨一色で描かれたメカ画は真骨頂。画像ではわかりにくいですが、額装のマット紙部分も紙ではなく布を使っているのです。

    
こちらはドローイング「装柱の基本」。生真面目な研究かと思いきや、散歩する紳士と子犬ちゃんの姿が。
まさに電柱一色の展示でしたが、人物、建物、メカとどれを取っても山口さんらしさ全開な作品でした。実はカーテンに隠れたコーナーがあって、こちらは新作ではなく以前雑誌等に掲載されたものを展示しています。こちらも必見です。

この日は内覧会とフェア主催会社であるエルメスのレセプションがある、とのことで山口さんもいつになく正装で。作品の前で撮らせていただきました。照れてます!ちなみに展示作品は14時のオープンとほぼ同時に完売したそうです!!凄いなぁ。



ご本人は明日、明後日も在廊だそうですよ。作家さん本人に作品の解説が聞けるチャンスをお見逃しなく!G-tokyoは明日明後日2日間のみの開催です。

会 場 : 森アーツセンターギャラリー
東京都港区六本木 6-10-1
六本木ヒルズ森タワー 52F
日 時 : 2010年1月30日(土)、31日(日)
一般公開 11:00 - 20:00
入場料 : 一般 1,000円
TEL : 03-5777-8600(ハローダイヤル)



2010.01.29 Friday 23:58 | - | trackbacks(2) | 山口晃 | このエントリーを含むはてなブックマーク|

Hollywood Tradition

お昼の番組でやっていて面白かったネタです。あ、ちゃんとコーナー担当者さんにOKもらって掲載してます。あしからず。
「アバター」が公開39日にして早くも歴代興行収入第1位という快挙を成し遂げました。同じくJ・キャメロン監督「タイタニック」の記録を自ら塗り替えたわけです。でもこちらは全世界興行収入のお話。アメリカ国内のランクではまだ「タイタニック」が1位のままです(更新は時間の問題ですが)。アメリカでは第1位が入れ替わると面白い方法でお祝いをする伝統があるそうなんです。これは1977年に「スターウォーズ」がそれまで1位だった「ジョーズ」を抜いた時に始まりました。抜かれた監督が抜いた監督を讃える全面広告を「バラエティ誌」に掲載するというものです。

    
これは1997年に「E.T.」から1位を再び奪還した時のもの(「スターウォーズ/特別編」が公開されたので増益された)。もちろんスピルバーグからルーカスへ。R2カワユス。

    
個人的に大好きな一枚。1998年に「タイタニック」が「スターウォーズ」の記録を塗り替えた時はこんな作品。沈みゆくタイタニック号にはスターウォーズのキャラクターが!!最後まで演奏を続けた楽団の代わりにいるのはカンティナ・バンドだし、海に浮かぶデススターに悠然と乗ってるオビ・ワン・ケノービとヨーダが笑える。船首であのポーズをしているレイア、まだ戦ってるルークとダース・ヴェイダーとか、細かい所がやたらおかしい!

さて、「アバター」が近日中に全米歴代1位になったら自分で自分に広告を打つのか?という疑問ですが、FOXとしては「考えていません」だそうです。「自分で自分を褒めても」ということらしいのですが、一番大きな理由としてはやはりアカデミー会員への気遣いでしょう。オスカー・ノミネーションまであとわずか。ここで会員の皆様の機嫌を損ねてしまっては!という大人の事情ってやつです。実際に「タイタニック」で受賞した時のスピーチで「I am the king of the world !」とやっちゃってさんざん叩かれましたからね。ここは大人しくしていた方が得策ってやつです。というわけで、アカデミー賞の行方も大いに気になるところです。
2010.01.27 Wednesday 20:54 | - | trackbacks(0) | STAR WARS | このエントリーを含むはてなブックマーク|

「ルノワール -伝統と革新」

国立新美術館で開催中の「ルノワール -伝統と革新」を見て来ました。「印象派」という言葉を知らない人でもどこかで一度は必ず目にしているルノワール、世界中どこの美術館に行っても必ずあるルノワール。そういうイメージが強いのですが、鑑賞前に参加した講演会でポーラ美術館の学芸員の方がお話されたように「楽しくわかりやすい展覧会」でした。
チラシや図録表紙でおなじみの「扇子を持つ若い女」は印刷よりも実物は色彩豊かで派手ささえ感じられる作品。壁紙のグリーンが印象的。どこかで見たなぁと思ったら、パリのラデュレ(デプレ店)の天窓にかかってたカーテンと同じ柄でした。フランス独特な物なのかも。
特に気に入った作品を数点挙げて行きます。以下の画像はクリックで拡大します。「テレーズ・ベラール」はパトロンだったベラール氏の当時13歳の娘を描いたもの。はずした視線や透き通るような白い肌、濃いブルーのリボンの付いたセンスも仕立ても良さそうな服の描写が美しい。並んだボタンも金色に光り、ブルーと見事なコントラストを生み出しています。背景もリボンと同系の青を使い、画面を一層きりりと引き締める印象に。ルノワールの描く少女像はたくさんありますが、妙にフワフワしていなくて珍しく現実味あふれた肖像画だと思います。



「タンホイザーの舞台(第1幕)(第3幕)」はワーグナーファンの注文主の為に描かれた装飾画。騎士タンホイザーが女神ヴィーナスとの悦楽に溺れ堕落する様を描いた物語、たしかに絵画の題材向きな素材です。初めて目にしたとき思い出したのがパリオペラ座のシャガールの天井画。シャガールはオペラを題材にした作品を何枚か残していますが、背景に描かれた風景や天使たちなどの描写が非常に似ている気がしました。

今回一番気に入ったのが「テオドール・ド・バンヴィルの肖像」という紙にコンテで描かれた単色で一見とても地味な作品。「ラ・ヴィ・モデルヌ」という週刊誌に掲載されたものだそうです。親交のあった詩人のバンヴィルをモチーフにした作品は他にも数点存在するそうですが、単色で描かれたのは本作だけかと思われます。色彩豊かな絵ばかり並んだ中ではかなり異彩を放つ作品でしたが、30×23.2cmという小さな空間にバランス良く配置された肖像画と幻想的で愛らしいモチーフに目が奪われました。これもどこかシャガールを連想させますね。

良くも悪くもルノワール!な展覧会でした。途中の裸婦像ばかりが並ぶ展示室は正直ちょっと飽きちゃったし。それでいて時々「お!」と思わせる作品を見つかるのが面白い。ルノワール作品は実物の色彩の美しさに驚きます。それだけでもわかって良かったです。想像よりずっと楽しめた展示でした。
2010.01.25 Monday 20:41 | - | trackbacks(2) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

「イタリアの印象派 マッキアイオーリ」

東京都庭園美術館で開催中の「マッキアイオーリ展」に行って来ました。総じてイタリア人の名前は覚えにくい。しかもこの展覧会に出されている画家で知ってる名前は一人もなし!なのにすごく行って良かった〜と思える内容の展示でした。マッキアイオーリというのはトスカーナ地方に派生した画法のムーブメント、「大胆な斑点=マッキア(macchia)」を語源とします。タイトルにあるように印象派としてまとめてしまうのは少々乱暴かもしれません。それほどトスカーナ地方独特な強い日差しと影を感じさせる技法であり、見た者の旅愁をかき立てます。画像はフランチェスコ・ジョーリ「水運びの娘」。日常の風景を切り取りつつも、その光と空気感を感じさせてくれます。アッバーティ「フィレンツェのサン・ミニアート・アル・モンテ教会の内部」での大理石の床や円柱に当たる光の描写は見事。この人は戦争で片目の視力を失いながらも制作活動をしていたそうです。カビアンカの描くカラリとした乾いた空気と強い日差しはもろわたしの好み。太い筆で一気に描く技法はドランを思い出しました。遠目から見て「これいいな」と思うのはすべてアッバーティとカビアンカの作品でした。印象派というとどうしてもフランスの画家のふわふわぼんやりしたイメージですが、こちらは風や土の匂いまで想像できるトスカーナの風土に根ざしたどっしり力強いイメージ。庭園美術館と言う独特な雰囲気と相まって印象的な展覧会となりました。あまり宣伝もされてないし地味なイメージですが力一杯お薦めします。


2010.01.24 Sunday 23:34 | - | trackbacks(1) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

ベルリンフィル ジルヴェスターコンサート

先週末NHK BShiで放送されたベルリンフィルのジルヴェスターコンサートの録画をようやく見ました。今年(昨年末ですけど)から中継がなくなり、日を空けての放送となりましたが映像の雰囲気がちょっと変わったのと、冒頭と中盤、最後の司会者のコーナーに字幕が付いたので見やすくなった印象です。演目は以下の通り。

1. ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18/ラフマニノフ
2. バレエ音楽「くるみ割り人形」 第2幕/チャイコフスキー

ピアノ:ラン・ラン


ラン・ランのラフ2は何度か聴いたことがありますが、映像で見るとまた違った印象。冒頭の鐘の音はかなりゆっくり重たく始まるので、第1楽章はオケもそのままゆったりどんよりというペース。第2楽章からはさすがの弦の美しさが際立ちました。コンマスとしての梶本大進を見るのも初めてだったのですが、ソロパートがなかったため力量は良くわからず。彼っておもしろい構えなんですね。左肘がずいぶん上に上がってた気がします。ラストはあまりの熱演でラン・ランが椅子から落ちるかと思った。いい演奏でした。なぜかラン・ランの実演とは縁がなく、昨年は2回も取ったチケットを流してしまいました(そのうち一回はウィーンフィルとの共演。ショパンのピアコン1番は名演だったそうです。残念)。アンコールはショパンのエチュードop.25 エオリアンハープ。これは素敵でしたよ。やっぱりリサイタル行くべきだった、とここでも後悔。
「くるみ」についてはベルリンフィルがリラックスして演奏していたとても楽しい演奏。会場の華やかな雰囲気も相まって「一度行ってみたいなぁ」とうっかり思ってしまいました。

この動画はラン・ランが自らの名前を冠した基金の活動の一環で子供たちにレッスンをしているところ。子供の手元をじっくり見るのではなく、音を聴きアドバイスをする姿が新鮮でした。全部見ると長いけど、なかなか面白かったのでお時間がある時にでもぜひ。それにしてもこの子、うまいなぁー。モーツァルト ピアノ協奏曲23番です。



2010.01.20 Wednesday 23:59 | - | trackbacks(0) | Music | このエントリーを含むはてなブックマーク|

山羊Aの会@ブノワ東京

前日に突然決まった「山羊Aの会」こと1月生まれのnさんとわたしの誕生日を祝う会。やっぱりここしかないでしょー、ということで表参道のブノワに集合です。急な呼び出しにもかかわらず来てくれたTりんに感謝!この日はちっちゃなバッグだったためデジカメはナシ。写真はすべてiPhoneにて撮影しました。あしからず。


     
「サバのマリネ マスタード風味」火は通っているのだけど中がふっくらでおいしい。

     
「”コルベール” 鴨のテリーヌ 」添えられたリンゴのコンポートと生の細切りがテリーヌと良く合います。温かなトーストしたバケットをいただいたので、それに付けるとワインに合うこと!

     
メインの「牛肉のプロヴァンス風柔らかいポレンタトリュフ風味 」、ポレンタに惹かれてオーダー。最近はイタリアンでもおいしいポレンタに当たることが少ないので、メニューに見つけるとつい頼んでしまいます。これは煮込んだ牛肉もホロホロと柔らかでおいしく、ちょっとボソボソした舌触りのポレンタにぴったり。ソースも良くからまってとってもボリュームある一品。

     
デセールは「ヌガーグラッセ ピスタチオ/パッション」、ここのヌガーグラッセは限りなくアイスクリームに近い。上に乗ってるのはしっとりふわふわなスポンジでした。ナッツもフルーツも歯応えがあっておいしい。パッションフルーツのソースが酸っぱくてちょうどいいバランスに。

nさんとわたしのためにお店が用意してくれたバースデイケーキ。二人で一緒にローソクを吹き消しました。なんか楽しかったですよ。もちろんお腹が一杯だったので、ケーキは半分にしてお持ち帰りさせていただくことに。しかし!!!


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2010.01.18 Monday 21:10 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|

和食は苦手

    
タイトルの「和食は苦手」はどうやら友人たちがわたしに持ってるイメージらしいのですが、そんなことはないのです。ここ数年でかなり趣味嗜好が変わって来ました。昔はワインだったら絶対にビストロ料理だったけど、最近は和食に合わせた方が翌日楽だなぁ、とかね。でもお節料理だけはダメなんですよね。未だに「和食は家で食べるもの!外でお金を払ってまで食べたくない!」とは思うものの、やはり懐石は絶対家では食べられないお味だし、焼鳥やうなぎだってそう。うん、外で食べる和食って技術にお金を払ってると思えばいいわけね。画像は歌舞伎座の吉兆でいただいたお昼の懐石6,300円也。これにお赤飯、鶏つくねの入ったお雑煮(お餅が付箋みたいに小さくて良かったです!)、デザートが付きます。多分日本で一番安くいただける吉兆だと思う。もちろんおいしくいただきました。

  
そんなわけで一日遅れの誕生日は歌舞伎座さよなら公演で団十郎の「勧進帳」を、お昼は吉兆の懐石料理を堪能という過ごし方でした。取り壊しになる前にもう一度くらいこの建物に足を運びたいものです。こちらの画像はきっちり誕生日当日指定配達で届いたお花。わたしはピンクなイメージでしょうか?そのあたりも含めてかなりうれしかったです。うふふ。ogawamaちゃん、どうもありがとうございました!
2010.01.14 Thursday 22:50 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|

スーツケースを新調したいのだが

さて旅行準備のお話の続き。愛用のスーツケースはサムソナイトの家族兼用のもの。昔のタイプなので4個の小さなタイヤが付いているものの、一方向にしか動かせません。しかもハンドルが伸びないので、身長163cmのわたしは少々腰を屈めながら転がさなくてはなりません。空港〜ホテル移動はもっぱらタクシーなので、ヨーロッパの石畳やアメリカの凸凹した道路を転がす必要もあまりないのですが、いつその必要性が出て来るともわからない。そんなわけでそろそろスーツケースを新調しよう!と日本橋三越で物色してきました。

まずはグローブトロッター(上画像)へ。ちょうど三越とのオリジナルコラボ商品が出ていました。しかしこれがせいぜい5泊程度という中途半端な大きさ。21インチって言ってたかな?これがハンドルが付く一番大きなサイズだそうです。これ以上だと伸びるハンドルは付かず、しかもタイヤも2個なので今までとあまり状況が変わらなそう。色はオフホワイトでベルトも薄いブラウンでとっても上品。内部もキャンバス地が貼られ、余計な出っ張りがないのでスッキリと収納できそうなんだけど、うーーん。これはあれですね。「自分で荷物を持って歩かない方々」のためのスーツケースですね!ということで納得。10年経ったら出直します!

というわけで、次にチェックしたのがリモワ。「ドイツ製=優秀」という考えの父親の元で育って来たので「独製」というだけで信頼度は高いです。気になるのは「四輪タイプは壊れやすい」ということ。到着した空港でまず破損してないかチェックしなくてはならない、という物騒な話も聞くのです。実際目にすると、うーむ、たしかにこれは投げられたら壊れるわ!と思う程タイヤが無防備に大きく張り出して付いているんですね。店員さんに聞いたところ、その点国産メーカーはよく出来ているそうです。投げられても破損しないようにタイヤ部分が覆ってあるし、開閉するファスナーの布部分が切られないようにちゃんとカバーで覆ってあったりと、日本人ならではのキメの細やかさ。あ、あとタイヤの軸がどうの、って言ってたなぁ。
そんなわけで「ちょっと考えて来ます」とその日は退散。4月の旅行までにもう少し研究しないとね。第一希望はリモワですが、タイヤの破損だけが心配です。ググってみるとけっこう海外の空港で投げられて壊れた!というブログ記事も見かけるのですよ。旅行までもうちょっと悩むことにしますか。旅慣れた皆さまのご意見や体験談をお待ちしております。
2010.01.09 Saturday 20:30 | - | trackbacks(0) | 10 Paris Nederland/ Ready to go | このエントリーを含むはてなブックマーク|

「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える」

今年初の展覧会は東京国立近代美術館で開催中の「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える」でした。意外でしょ?お誘いいただかなかったら自分では行かなかったかもしれない。サブタイトルに「そしてドローイングは動き始めた…」とあるように、映像と、そのために描かれたドローイングの展示です。画像のようなドローイングが隣の部屋に行くとアニメーションとなっている(またはその逆)という構成。木炭とパステルで描かれた線の太い原画をコマ撮りした手書きアニメなので動きはとても素朴。使われている音楽はオペラ(ショスタコービッチらしい)だったり街中の大道芸人を彷彿させる賑やかなものだったりと目にも耳にも面白い効果が。隣室の音が筒抜けだったのはちょっと混乱しましたが。アニメーションの内容は旧ソ連や共産圏批判を感じさせる反体制なものが多かったです。そのせいかアニメもロシア、東欧を彷彿させるような印象でした。作家本人が大学で政治学と演劇を学び、その後映像を手がけているといった背景を充分感じられる内容で、「近美ってこんなに広かったっけ?」と錯覚してしまうほど上手に空間を生かした展示でした。インスタレーションも数点ありましたが、こちらは一点を除き「??」でした。映像を上映する展示室入り口でヘッドフォンを貸してくれますが、これを全部鑑賞すると1時間かかるそうです。PIXARで目が慣らされてしまったわたしには素朴でなつかしい感じのするアニメはなかなか面白く感じました。ただそこから作家が発信しようとするメッセージ性を掴むにはちょっと時間も気力も足りなかった。でもスルーしないで知っておいて良かった作家だと思いました。
と、言葉でケントリッジの世界を表現するのは大変難しいので、こんな動画を貼っておきます。ドキュメンタリーの予告編ですが、彼の世界観はこんな感じです。ご参考までに。

2010.01.07 Thursday 22:08 | - | trackbacks(0) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|