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2017.06.04 Sunday  | - | - | - | このエントリーを含むはてなブックマーク|

2012年 音楽ベスト5

昨年までは「コンサートベスト5」というタイトルでしたが、今年はオペラもそこそこあったのでまとめました。昨年同様順不同で挙げて行きます。

* リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー交響楽団 5/6
楽友協会で2日連続で聴いた初日分。このためにGW旅行を決めたようなものだったので、期待も大きく、演奏も本当に素晴らしかった。「天国的に長い」シューベルト交響曲「グレイト」がこんなに楽しく、時間も短く感じたことは初めてでした。そしてやはり黄金のホールで神々しく立つムーティ様の姿を間近で見られたと言う至福の時。。今年のハイライトでした。

* 「ドン・カルロス」(コンヴィチュニー演出・フランス語版)ウィーン国立歌劇場
これはウィーン到着日に戻り券で急遽見た演目、噂のコンヴィチュニー演出を生体験しました!客席や休憩時間もフルに巻き込んだ演出は、Youtubeで見ただけではわからない面白さと斬新さがありました。どうしても演出ばかりに目が行ってしまうけど、歌手陣がもう本当に素晴らしく、特にヨンフン・リーがすごかった。何気でファンなテジエにも会えたし、幸せな夜でした。

* マリインスキー歌劇場管弦楽団「ランメルモールのルチア」演奏会形式
デセイとゲルギーのコンビ、本当に実現するのかと期待と不安で当日朝までドキドキでしたが、デセイはちゃんと来てくれました。METライブビューイングで真剣に「怖い!」と鳥肌が立ったルチアを生で聴けました。しかも至近距離で。ゲルギーの爆速指揮も健在、オケもがんばって付いて行ってたし、他のキャストも素晴らしかった。特にエンリコ兄さん役ね。デセイの生声は一度聴いてみたかったし、好不調の波が激しいらしいので、この日の出来には大満足でした。繊細な楽器のような声でした。。

* 「アンナ・ボレーナ」ウィーン国立歌劇 来日公演
エディタ・グルベローヴァの最後の来日公演ということで、来日公演には珍しく千秋楽は高い席から早々に売り切れると言う期待の公演でした。グル様についてはもう何も言いますまい。ただただ「今までありがとうございました」の一言です。わたしの浅いオペラ生活はあなたのおかげで始まったと言っても過言ではありません。
グル様はもちろん、もう一つのお目当てがヘンリー8世役のルカ・ピサローニ!!METライブビューイングの「ドン・ジョヴァンニ」以来、ずっと気になってて追ってた歌手です。今回はグル様の相手役ということでプレッシャーもあったのでは?と思いますが、完璧でした。冷酷でずる賢い王を見事に演じてました。見え見えの嘘をつくシーンなんか、わかり切っているんだけどあえて「この人になら騙されてもしょうがない!」という女心まで伝わって来ちゃうほど。これからも注目です。終演後のサイン会でルカはもちろん、奥さまのケイトともお話出来たのもいい思い出。

* クリスティアン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル
わたしが行ったのは12/9(日)のみなとみらい公演、開演直前にまさかのプログラム変更がありまして、ショパンが聴けてむしろラッキーでした。この人の弾くショパンのソナタ3番は2年前の来日公演でも聴いたのだけど、今回の演奏の方がふわりと包み込まれるようなあたたかさを感じました。最終楽章はまさに天上の音。来年の来日公演もすでに決定しているので、それも楽しみにしています。

他にもMETライブビューイングやTV放映、BDで購入したオペラなどを楽しみました。今年はなんと言ってもパリとウィーンで音楽を楽しめたことがハイライト。特にクラシックファンとして、楽友協会でウィーンフィルを堪能するということは最大の喜びでした。それも敬愛するリッカルド・ムーティ指揮だなんて夢のようでした。演奏を聴きながら「死ぬまでこの光景は忘れないだろうな」とつらつらと考えてしまったほど。今年お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。来年も素晴らしい音楽とめぐり逢えますように。
2012.12.31 Monday 16:49 | - | trackbacks(0) | Music | このエントリーを含むはてなブックマーク|

2012年 展覧会 ベスト5

恒例の展覧会ベスト5です。今年もあまり見に行けなかったなぁ…

    
1位 山口晃「平等院養林庵 襖絵奉納」
毎年山口さんの展覧会にはかなり感心+感動させられていますが、今年もまたすごかった。重文指定の建物の襖絵ですもの。しかも山口ワールド満載の素晴らしい作品。これを100年後、200年後の人たちが見るのかと思うとゾクゾクします。来年以降、続きの間にも作品が増えるとのこと、楽しみにしています。同じ時期に京都駅「えき美術館」で開催された「山口晃展」も新聞小説「親鸞」「母の遺産」の挿画が一気に鑑賞出来たのも収穫。打ち上げにも参加させていただいて、楽しい京都の休日となりました。

2位 バーン−ジョーンズ展 -装飾と象徴-
バーン−ジョーンズ作品をこれだけまとめて見たのは初めての体験。そしてやはりツボな画風なんですよね。「眠り姫」の美しさは忘れられない。

3位 会田誠展「天才でごめんなさい」
タイトルに偽りなしのすごい内容の展示。会田さん作品はミヅマの個展や数年前の山口晃さんとの二人展、高橋コレクションなどで拝見していましたが、これだけの点数を大きな会場で一気に見るとクタクタになりますね。圧倒的な画力とブラックなセンスは森美をうっかり訪れてしまった人に大変な衝撃を与えたことでしょう。

4位 シャルダン展 -静寂の巨匠
バーン=ジョーンズ展の際に見かけたフライヤーに描かれた「木いちごの籠」を見た瞬間からとても楽しみにしていた展覧会。展示数は少ないものの、個人蔵のものがあったり、同じモチーフを並べて展示したりと、担当学芸員さんの愛が感じられる構成でした。これは「行って良かった!」と幸せな気持になれる展覧会。

5位 宮永愛子展 なかそら -空中空-
大阪の国立国際美術館でのみ開催の展覧会。とても静かで落ち着いた心に残る展示でした。過去、宮永さんの展示をまとまった形で見たことがなかったのでとても新鮮でした。巡回がないのが残念。

他にも「須田悦弘展」、「棚田康司展」、ウィーンで見た「クリムト素描展」が印象に残りました。相変わらず見た展覧会を全部記事にはできなかった2012年…。来年こそは分母も大きくしたい!と思うのですが、どうなることやら。
2012.12.28 Friday 23:58 | - | trackbacks(2) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

今年のシュトレン

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今年のクリスマスは連休で、家族全員揃う日がなかったため大きなクリスマスケーキを買うのはお休み。その代わりお友達たちから素敵なシュトレンをそれぞれ送っていただきました。
こちらは神戸のお菓子教室の先生が毎年限定販売していらっしゃるもの。

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中はレーズン、ナッツ、マジパン。シナモンなどのスパイスを利かせた大人の味です。ワインにも合うので、家飲みの最後のデザートに、、という甘く危険な展開に!

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こちらはドイツみやげのダルマイヤーのもの。オリジナルブレンドのコーヒーと一緒に送っていただきました。このコーヒーも美味しかった!!

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ダルマイヤーのシュトレンの中身はオレンジ+レモンピールとピスタチオ。スパイスはあまり使っていなくて、柑橘系の爽やかな味。こちらは大人から子供までみんなで楽しめる味。朝ごはんにミルクティーと一緒にいただいて幸せな休日♡なんてやってました。

シュトレンって本当に同じ味が一つもないんだなぁ、と実感しました。どれもとっても美味しかったです。どうもありがとうございました!!
2012.12.27 Thursday 12:11 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|

須田悦弘 展

12/16(日)まで千葉市美術館で開催されていた「須田悦弘展」、昨日で展示が終了しました。これが本当に素敵な展覧会で、わたしが選ぶ今年の展覧会ベスト5に入ること間違いなし。場内は撮影OKでしたが、会期中に記事を上げるとネタばれになるので自粛してました。というわけで、本日ようやくアップです。

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千葉市美の企画力、須田さんの素晴らしい作品群と美術館所蔵品の意外なマッチング、鑑賞者をうならせる印象深い展示でした。
2012.12.17 Monday 20:09 | - | trackbacks(0) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

ビストロ石川亭 COREDO室町店

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コレド室町にある「ビストロ石川亭」で平日ランチをして来ました。前菜+メイン+コーヒーで1,100円というお得なランチはかなりの人気。この日もひっきりなしにお客さんの出入りがありました。前菜はラタトゥイユの温泉卵添え。お代わり自由の美味しいバゲットに合う味。

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メインはハンバーグ、お肉にも下にもキャベツなどの野菜がぎっしり。デミグラスソースも美味しくて、結構なボリュームだけど完食。男性も満足出来るポーションだと思います。

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話したりないので、階下の「カフェ エメ・ヴィベール」に移動。石川亭のランチにはデザートが付かないので、こちらでケーキセット1,000円をいただきました。フランボワーズのタルト、バニラアイスクリーム添えは果実の酸味を生かした本格的な味。コーヒーは頃合いを見てお代わりを持って来てくれるのもうれしい。
コレド室町の3階と1階で満足なランチが楽しめました。このビル内で食事をしたのは初めてでしたが、なかなか使い勝手はいいかもしれません。お向かいの三越へはよく行くのですが、一人でランチならコレドに行った方がリーズナブルでいいですね。
2012.12.09 Sunday 00:08 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|

ブリヂストン美術館ナイト

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12/2(日)に開催されたブリヂストン美術館ナイトに参加して来ました。閉館後の館内でのトークと特別内覧会、ティールームでの懇親会という盛りだくさんの内容でした。

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17:30からのトークイベントはブリヂストン美術館学芸員の賀川恭子さんと三菱一号館美術館学芸員 阿佐美淑子さんによる対談からスタート。東京駅を挟んだ二つの美術館の歴史や、過去の展覧会のお話など。

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来年2/9からは三菱一号館美術館で「奇跡のクラーク・コレクション展」 が始まります。出品リストをざっと見るだけで期待大!絶対通います!

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第二部ではアートブロガーのTakさんはろるどさん6次元の中村邦夫さんが登壇。それぞれがお気に入りの「気ままにアートめぐり」展の作品について語ります。

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はろるどさんの選んだ一枚はカイユボットの「ピアノを弾く若い男」、先日の「ドビュッシー展」でも出展されてましたね。これがなぜドビュッシー展で展示されたのか。わたしはてっきりピアノの上にある譜面がドビュッシーのものだと思っていたのですが、実は右にある黄色い表紙の楽譜がドビュッシーの師であるマルモンテルの教則本なんだそうです。知らなかった!勉強になりました。



こちらの資料は6次元の中村さんが作成した「人間関係で読みとく近代絵画(西洋編)」、これが本当にわかりやすいのです。中学や高校の美術の教科書に載せたらきっといいと思うのだけど。
同じ紙面には「日本編」、「ポストロダニズムから読み解く彫刻進化論」「美術史パトロンMAP」もありました。どれも楽しく拝読しました。
← クリックで拡大します。







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続く内覧会では、展示室の第1室、4室、5室の撮影が可能、なんとも贅沢な時間を過ごしました。

     
1階ティールームでの懇親会はフィンガーフードやスイーツ、ワインなども出る本格的なもの。美術館のイベントだけあり、見た目にも麗しいフードに感動。楽しいひと時でした。

開催中の「気ままにアートめぐり」はブリヂストン美術館のコレクション展であり、かなり見応えのある展示となっています。印象派はもちろん、抽象芸術まで網羅した幅広いセレクションです。会期は12/24(月・休)まで。日本橋や銀座へのお買い物の帰りにいかがでしょうか。
2012.12.03 Monday 22:05 | - | trackbacks(0) | Art | このエントリーを含むはてなブックマーク|

マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団 

br.jpg今年のヤンソンスの来日公演はバイエルン放送交響楽団を率いてのベートーヴェン交響曲全曲演奏。コンプリートした方も多いと思いますが、わたしは日程の都合でどうしても東京最終日の8番と9番の日しか行けなかったのです。まぁ、師走だし、第九だし!ということでサントリーホールに行って参りました。

ヤンソンス指揮の実演を聴くのは初めてでしたが、何と言うかエレガントな印象。交響曲というより小曲に近い明るい雰囲気の8番は、ただあっけらかんと明るく演奏するのではなく、優美に軽やかにオケを操るのです。続く9番に比べると編成も小さいので、わたしの座った2階センターまではちょっと音が届きにくい感も。

9番に関してはもう今年はこれ1本にして良かった!という感想です。素晴らしかったですよ。特に合唱が!!自国から合唱団までちゃんと連れて来るなんて珍しいんじゃないかな。ネイティブ(中にはそうでない方もいらっしゃるとは思うけど)が歌う歌詞は子音が綺麗なのと、歌詞が持つ意味を本当に理解しているかどうかがちゃんと伝わって来る。このあたりは合唱経験者ならわかると思うのだけど、音で覚えた歌詞と意味までちゃんと踏まえて歌うのって全然違うんだな、と痛感しました。わたしはアルト経験者なので、どうしてもAパートばかり音を追ってしまうのだけど、全体のバランスや大きさ、強弱など「こうあるべき!」と思う点多々でした。勉強になりました。

ここでもヤンソンスの指揮はエレガントさを失わず、華麗な音を出し続けます。いつもは飽きちゃう第2楽章の楽しいこと!そして優しく美しい旋律の第3楽章は生でしか味わえないライブならではの醍醐味だったと思います。最終楽章冒頭の低弦による否定のレスティターボの一糸乱れぬ完璧な旋律は個人的にはこの夜一番の聴き所だったと思います。
ソリスト勢も素敵だった。メゾの藤村さんは震災直後に聴いたメータ指揮の時よりもリラックスしている雰囲気で安定の実力。ソプラノの印象が薄かった気がしたけど、テノールもバスもなかなかでした。今日の2階センターの席は歌とオケをきちんと聴くには最適なポジションだったと思います。

第九はその曲の性質上、盛り上がらないわけはない終わり方なのだけど、今夜はものすごい熱狂ぶりでした。非常に密度の濃い、集中した音作りに圧倒されました。満足して家路に着きました。
2012.12.02 Sunday 00:24 | - | trackbacks(0) | Music | このエントリーを含むはてなブックマーク|

ラ・パティスリー・デ・レーヴ

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今年の9月に京都にオープンしたパリの人気パティスリー「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」が阪急うめだ本店にも出来たと言う事で、先日の関西訪問の際に寄ってみました。ずいぶん前からスイーツ通の友人に聞いていたのですが、パリでは行く機会に恵まれず。まさか大阪で味わう事になるとは!お店はデパ地下の一角なのだけど、スペースは広めでとっても可愛らしい雰囲気。

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ケーキは真ん中の大きなテーブルにこんな感じでディスプレイ。店員さんに欲しいものを告げると番号札を渡され、用意をしてくれます。

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一番手前にあるのがタルトタタン、すごく気になったけど、今回は2つが限度。。奥に見えるのはエクレール!これも気になります!

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今回購入したもののひとつサントノーレ。ホテルにチェックインしてすぐおやつにいただいたので、キャラメルがまだパリパリ、生クリームもフレッシュでとても美味しい。甘さもちょうどいい感じです。

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もうひとつはパリブレスト、こちらは深夜のデザートに友人と分け合いました。小さなシューが連なってる形なので、シェアするのにいい感じです。普通のパリブレストって食べにくいですものね。こちらは大きいサイズも売っているので、ホームパーティへのおみやげに最適!

余談ですが、わたしのパリの定宿「ホテル・ブライトン」のサロンでは、ティータイムにここのケーキがメニューに登場することになったそうです。1週間滞在すれば全種類制覇できそうですね。次回の訪問が楽しみです。
2012.12.01 Saturday 14:13 | - | trackbacks(0) | Food | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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